画面が割れ、液晶がほとんど見えず操作が出来ないiPhone6sの画面当日修理

今回は2015年に発売された【iPhone6s】の修理のご依頼をいただきました。

【操作が出来なくなってしまった】という事で飛び込みでご来店されました。

ご依頼内容は【画面交換修理】です。

それではさっそく修理前の端末の状態をご覧ください…。

修理前のiPhone6s

修理前はこのような状態で液晶の半分以上が見えませんでした。

液晶が見えなくてもタッチすると反応はあり操作はかろうじて出来るようなので

【データが欲しい。】という事であればこの状態でもデータは抜き取れそうです。

ですが聞いてみたところ、今回の場合はメイン端末ではなく、サブ機。

出来れば継続して使用したいという事でした。

分解

それではさっそく修理に取り掛かっていきます。

【実はiPhone6sには耐水性がある…？】

修理に入る前に【耐水性能】についてお話させていただきます。

iPhoneに【耐水/防塵性能】が搭載されたのはiPhone7以降～

本体の縁に粘着テープが付いており、これにより水分やホコリ、塵が入り込みにくくなっています。

実は同様の耐水/防塵シールがiPhone6sにも付いているんです。

とはいえ、耐水/防塵性能は永続的にあるものではなく、経年劣化により徐々に低下してしまいます。

また、耐水性能が付いていても【完全防水】ではありません！100％、絶対に水没しない！

という訳ではないのでお風呂場や海、水気のあるところでのご使用は出来るだけ控えましょう。

話が脱線しましたが、耐水/防塵性能のテープが付いている分、iPhone6s以前の端末に比べると

少し開けるのに力が必要です。

画面を開けれたら、画面を取り外す前にバッテリーのコネクタを外します。

バッテリーを抜いたら次に画面を取り外します。

画面割れによる欠損や、ホームボタンが無いことによる隙間から

塵やごみなどが入り込んでいて内部はとても汚れていました。

塵などが原因で基板がショートしてしまう事もあるので非常に危険です。

取り除ける汚れやホコリなどは出来るだけ取り除きました。

ホームボタンが無いく穴が開いている状態のため

そこからホコリや塵がどうしても入ってしまうため一時的にはなってしまいますが…

以前に比べると比較的きれいになりました！

修理後のiPhone6s

それではさっそく修理後のiPhone6sをご覧ください。

液晶はきれいになり、操作もできます。

修理前は液晶がほとんど見えず取れなかった基本的な動作の確認も一通り問題なく取れました。

液晶が破損した際の注意点

今回は落として故障してからすぐにお持ち込みをいただいたこと、

ロックパスを設定されていなかったため、データが無事でしたが、基本的にはロックのパスワードを設定されている方がほとんどだと思います。

液晶破損で怖いのは本体が誤作動を起こしている場合が比較的高い事と、

見えない！操作できない！と適当に液晶を連打しているのが【見えない】だけで実は内部では反応している場合があること。です。

iPhoneのロックには間違ることの出来る上限回数が決まっており、上限を迎えてしまうと初期化する必要があります。

修理に持ち込むのが遅ければ遅いほど、本体の誤作動や連打などが原因によりロックパスを誤入力してしまう回数が必然的に増えます。

結果、画面がきれいになって、無事に操作が出来るような状態になっても、初期化をしないと使えない事態に陥る可能性があります。

画面割れの放置や液晶破損の放置はお勧めしません！出来るだけ早く修理に出しましょう！

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