故障を放置した結果基板故障になってしまった！？Huawei Mate10 Pro修理

本日はバッテリー膨張で背面の浮き上がった「Mate 10 Pro」をお預かり致しました。

背面パネルも大破しており、早急な処置が必要です。

充電が出来なくなった

基本的に、多くのお客様はパネルが少しでも浮くと修理のご相談を頂けます。

むしろ、この状態まで膨らんでからお持ちいただくケースの方が稀になります。

更に今回は、バッテリーの交換というよりも充電出来なくなった原因を直したいとの事。

つまるところ、充電さえできればバッテリーはこのままでも…とご依頼を頂きました。

もちろん、充電不良のみを改善してお返しが可能な事もございます。

しかしながら、バッテリーは危険物。

このままお返しして使用を続けた結果、発火をしてお客様に損害を与えるわけにはいきません。

そのため、バッテリーが膨張している場合は原則としてバッテリーの同時交換もお願いしております。

基板の破損

ここまで膨張している状態で使用していたのも奇跡な状態です。

通常であれば強固な背面の接着も、9割がた剥がれていたおかげで楽に分解を始めることが出来ました。

分解を進め、基板を確認します。

すると、充電口にかかわるコネクタが破損していました。

もちろん、充電口へと延びるケーブル側のコネクタも大きくゆがんでいました。

この、Mate 10 Proではバッテリーの上を充電口に繋がるケーブルが伸びています。

そのため、膨張したバッテリーにケーブルが引っ張られ基板のコネクタを破壊してしまったようです。

端末の異常を放置した結果高額な修理に

今回は、バッテリー膨張を放置した結果基板が破損してしまったケースをご紹介しました。

バッテリー交換のみであれば1万円程度で修理が可能です。

しかしながら、今回は基板修理が必要となり修理金額は4万円以上に…

スマホに異常が出た際は早めの修理をお勧めします。