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知らないと危険?スマホの使いすぎが目に与える影響 | スマホスピタル
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疲れ目だけじゃない!スマホの使いすぎが引き起こす症状
スマホの画面をずっと見ていると、「目が疲れた〜」と感じる人も多いでしょう。スマホの使いすぎは疲れ目の症状だけでなく、さまざまな目の不調につながります。
視力低下につながると言われている
はじめに知っておかなければならないのは、スマホを使うこと自体は視力を低下させる直接的な要因ではありません。
しかし、スマホをまったく使わない人よりも使う人のほうが視力は確実に低下しやすいといえます。
これは、スマホの使用自体が視力を低下させているのではなく、長時間にわたって同じ距離のものを見続けてしまうことが原因と考えられています。
目でなにかを見るときには、対象物の距離によって目の筋肉がピントを合わせます。スマホの画面と目の距離を一定に保ったままだと、目の筋肉が緊張したままの状態が続き、目に疲労が蓄積し、最終的に視力が低下するといわれています。
目の疲れ(眼精疲労)
先ほど解説しましたが、同じ距離を見続けると目の筋肉が疲労し、目の疲れを引き起こすといわれています。
休憩をはさまず目を酷使すると、目の筋肉だけでなく細胞にも悪影響を及ぼすと考えられるため、目の奥が重たくなったり、かすんだりするような「眼精疲労」の症状が現れるのではないでしょうか。
目の疲れがピークになってしまうと、頭痛や吐き気など、目以外にも全身症状として体調の異変が現れることもあるといわれています。
目の乾き(ドライアイ)
集中してスマホを見ていると、どうしてもまばたきの回数が減ってしまいます。通常まばたきは無意識にするものですから、自分でコントロールすることは難しいものです。
まばたきの回数が減ると目の表面が乾いてしまううえに、目を保護する涙も出てきません。目が乾いた状態が続くと目の疲れを引き起こすほか、角膜を傷つける原因にもなるといわれています。
スマホ老眼
一般的な老眼は、年齢を重ねるごとに進行する症状のことです。しかし、近年では「スマホ老眼」と呼ばれる、20代や30代など比較的若い世代にも現れる老眼がとても増えてきています。
スマホ老眼とは、手元の近い距離を見続けることで一時的に近視になり、遠くのものを見ようとしたときに、ピントが合わず目がかすむ症状のことを指します。
目のかすみだけでなく、肩こりや手のしびれ、不眠症などの症状がでることもあります。
スマホのブルーライトが目に与える影響
近年ではブルーライトカットの保護フィルムや眼鏡が販売されており、ブルーライトは「目に悪いもの」と、漠然と認識している人が多いようです。
ブルーライトとは
ブルーライトは、紫や青っぽい色をした可視光線です。波長はおよそ380~500ナノメートルで、人間が見られる光の中ではもっとも波長が短いといわれています。
ブルーライトは私たちが浴びている太陽光にも含まれており、体内時計のリセットや気分を高揚させてくれる役割もあるのです。
ブルーライトが注目された背景には、その特徴が関係しているようです。
ブルーライトは角膜や水晶体で吸収されず網膜まで届き、スマホだけでなく、PCモニターに使用されるLEDディスプレイなどからも検出されています。わたしたちに身近な機器から出ていることで、目への影響を心配する声が高まっているようです。
ブルーライトの目への影響はまだ分かっていない
「ブルーライトは目に悪い」「ブルーライトが視力を低下させる」「ブルーライトを長時間浴びると眼精疲労を引き起こす」など、漠然と目への影響を気にしている人も多くいますが、実はブルーライトの目への影響はまだはっきりとわかっていません。
ブルーライトが目に悪いという認識が広がったきっかけに、アメリカで2018年に発表されたひとつの論文があります。
この論文は、「網膜に存在しているレチナールがブルーライトを浴びると細胞死が起きる」という内容でした。
論文が発表されたときには失明に対する不安の声も上がりましたが、米国眼科学会(AAO)はブルーライトで失明はしないとコメントしています。
現在ブルーライトに関するさまざまな研究が行われていますが、人の目に病気を引き起こすことが明確になっている研究結果は多くありません。
しかし、ブルーライトが体内時計に影響を及ぼすことやスマホの長時間使用が目に負担をかけることを考えると、なんらかの対策が必要です。
大事な目を守る!スマホ使用の3つのポイント
スマホを顔から一定の距離で見続けることで、目の疲労や視力低下などさまざまな影響が心配されています。
大切な目を少しでもいたわるために、スマホを使うときに意識してほしいポイントを3つまとめました。
ポイント1.こまめな休憩をはさむ
目への影響を少なくするには、スマホを使う頻度を減らすことが理想的です。
しかし、仕事で使う機会が多い人は、使用時間を減らすわけにはいきません。プライベートで日常的に使っている人なら、突然使用頻度を少なくするのはかなりストレスがかかるでしょう。
このようにスマホを使う時間を減らすのが難しい場合は、こまめに休憩をはさむように心掛けてみてください。
具体的な数字で表すと、1時間ごとに1分間以上は休憩するのが望ましいとされています。スマホの画面を見るのをいったん止めて遠くの景色を見るのも良いですし、目を閉じて眼球を左右上下に動かすストレッチをするのも良いでしょう。
ゲームをプレイしたり動画を見ていたりすると、つい夢中になって何時間も経過してしまいますが、1時間区切りを意識することで使いすぎを防げます。
ポイント2.寝る前の使用は控える
布団に入ってから寝るまでスマホを見る習慣がある人は多くいるようです。電気を消して、明るい画面を長時間見ている人もいるでしょう。
しかし、スマホはできるだけ寝る前に使わないようにするのが望ましいでしょう。画面から出ているブルーライトは覚醒させるホルモンを分泌させやすく、深い眠りの妨げになったり、不眠症を助長したりするといわれているからです。
眠りが浅いと翌日の目覚めに影響するどころか、昼間もボーッとしてしまって頭が働かなくなります。
朝なかなか起きられないという人や、寝ても疲れがとれていないと感じる人は、しっかり睡眠が取れていない可能性があるので、寝る前のスマホをやめてみてください。
「ベッドに入ったらスマホを見ない」や「夜10時以降は触らない」など、自分なりのルールを決めておくと良いでしょう。
ポイント3.ブルーライトカット眼鏡を使う
ブルーライトが目に与える影響は判明していません。しかし先ほど紹介したように、覚醒ホルモンを分泌させ体内時計に悪影響を与えることは考えられます。
スマホは見る位置が目から近いため、ブルーライトは目まで届いてしまうでしょう。そこで有効とされているのが、ブルーライトカットの眼鏡です。度なし、度ありに関わらず、たくさんの種類が販売されています。
ブルーライトのカット率も自由に選べるので、眼鏡をかけたときの視野の色味やレンズの色、スマホの使用時間に合わせて選ぶと良いでしょう。
普段眼鏡をかけない人もスマホやPCを見るときだけかけるなど、工夫することもできます。
まとめ
スマホを見ることが当たり前になっている現在、なんらかの対策をしないと目を酷使してしまいます。
眼精疲労などの症状は目だけでなく全身に影響することがあるので、普段から目をいたわる習慣を身につけましょう。
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