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スマホスピタルお役立ち情報 スマホの充電が遅い7つの原因と充電速度を改善する対処法を紹介
スマホは長年使用していると充電に時間がかかるようになることがあります。もしも充電が遅くなったなと感じたら原因をしっかり見極めることが重要です。
スマホのバッテリーには寿命があるためそのまま放置してしまうと大切なデータを失ってしまう可能性もあります。
この記事ではスマホの充電が遅い原因について解説します。あわせて充電速度を改善する対処法も紹介するので参考にしてください。正しい対処法を取ることで内部データを守りましょう。
Contents
スマホの充電にかかる平均時間
スマホの完全充電にかかる時間の平均は2、3時間といわれています。ただしこれは機種によって変動するため、あくまでも目安です。
スマホの充電に時間がかかると感じたら、充電が満タンになるまでどのくらい時間がかかるのか計測してみましょう。平均よりも時間がかかるようであれば不具合の可能性が高いでしょう。

スマホの充電が遅くなる7つの原因
スマホの充電が遅くなるのにはいくつかの原因が考えられます。
ここからはスマホの充電が遅くなる原因を7つ解説します。自分のスマホに当てはまる項目がないか確認してみましょう。
原因1|バッテリーの劣化
もっとも多い原因がバッテリーの劣化です。長年使用しているスマホはバッテリーが劣化している可能性が高くなります。
使い方や充電の仕方でバッテリーの劣化速度は変動するため、同じ時期に購入したのに自分のスマホだけ充電が遅くなったという場合にはスマホの使い方を見直してみましょう。
充電器にさした状態で長時間使用するなどの行為はバッテリーの劣化を加速させるため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
原因2|バッテリーの寿命
完全に充電ができなくなった場合はバッテリーの寿命が原因となります。
早めにバッテリー交換をすればデータを救出できる確率が高くなるため、寿命を迎える前にバッテリーの交換を検討しましょう。
原因3|スマホが熱を持つ
スマホでゲームをしたり長時間動画をみていると本体が熱くなることはないでしょうか。スマホが熱を持つとバッテリーに負担がかかる可能性が高くなります。
スマホが熱を持つ原因としては次のことが考えられます。
- 同時に複数のアプリを起動している
- 充電しながら操作している
- モバイルバッテリーを使っている
ありがちなのが充電しながら操作する行為でしょう。
ゲームをしていたら充電がなくなりそうになったので、慌てて充電器に挿し操作を続けたという経験はないでしょうか。バッテリーに負荷がかかるためできれば避けたい行為です。
また、モバイルバッテリーは外出先でも充電できるため便利なアイテムですが、相性があわないモバイルバッテリーを使用すると、電力供給が不安定になりスマホが熱を持つこともあるので注意が必要です。
原因4|スマホ本体の不具合
ここまではバッテリーが原因で、スマホの充電が遅くなるケースがほとんどでした。
バッテリーに問題がなければ、スマホ本体の不具合を考えましょう。スマホを落としたり水没させると充電が正しくできなくなる可能性があります。
原因5|充電器の不具合
スマホ本体に異常がなければ、充電器に問題がある可能性があります。充電器が壊れていることで電力の供給が正しくされず充電が遅くなっていることもあります。
機種ごと、またケーブルごとに、対応している電力供給量が決められています。例えば、2.4Aが適正電力のスマホに対して2.1Aまでしか対応していないケーブルを使用すると、電力が2.1Aまでしか供給されず、充電が遅くなる可能性が高いです。
まずはスマホの適正電力と、ケーブルの適正電力があっているか確認してみましょう。
原因6|電力の供給不足
電力の供給方法が原因ということもあります。
具体的には充電器をコンセントではなくUSBに差し込んで充電している場合、充電速度が落ちてしまうのです。
この場合には、まず充電器をコンセントに差してみましょう。これで充電速度がアップすれば電力供給量が少なくて遅くなっていたということです。
原因7|ウィルス感染
どの方法を検討しても改善しない場合、スマホのウィルス感染を疑ってみましょう。ウィルス感染というとパソコンのイメージが強い方もいるでしょう。ただスマホもウイルス感染することがあります。
怪しいサイトへのアクセスなどが原因となるため、サイトへのアクセスには十分に注意しましょう。
稀に「ウィルスに感染しました」という通知がくることもありますが、詐欺の可能性もあるので注意が必要です。添付されているURLなどを安易にクリックすると、情報を抜き取られてしまう可能性があります。

スマホの充電が遅いときに役立つ5つの対処法
ここからはスマホの充電速度が遅くなったときの対処方法を5つ紹介します。まずは自分でできることから試してみましょう。
対処法1|スマホケースを外して充電する
スマホの充電が遅くなる原因のひとつに、スマホが熱を持つことをあげました。
スマホが熱を持つ原因のひとつにスマホケースをつけていることがあげられます。ケースをつけることでスマホ本体の熱が放熱されずに溜まってしまうのです。
この場合はスマホケースを外して充電すると充電速度が回復することがあります。スマホケースのなかには放熱性の高い製品もあるため取り外しが面倒に感じる人はこうした製品を利用することもおすすめです。
対処法2|気温が適温範囲内か確認する
スマホは精密機器であるため、使用環境に左右されることもあります。たとえば極端に暑い部屋で充電するとうまく充電が進まないこともあるのです。
充電に適した温度は16〜22度とされています。
厳密に測る必要はありませんが、極端に暑い、極端に寒い部屋でスマホを充電するのは避けたほうがよいでしょう。
対処法3|スマホを再起動する
スマホ本体の不具合が原因と考えられる場合にはスマホを再起動してみるのもひとつです。
複数のアプリが起動したままの状態であったり不要なタスクやキャッシュが充電に影響を与えている可能性もあります。
再起動すればこうした要素を取り除くことができます。本体が過剰に作動している場合には再起動することでバッテリーがスムーズに作動するようになり、充電速度があがる可能性が高くなるでしょう。
対処法4|不要なアプリを終了する
再起動する前に試したいのが、不要なアプリを終了することです。アプリは終了したと思っても、バックグラウンド上で起動したままになっていることがあります。
ひとつ程度であれば問題ありませんが、複数アプリを同時に起動していると充電に影響をおよぼす可能性が高くなります。
対処法5|バッテリーを交換する
ここまでの対処をしても充電時間が短縮されない場合、バッテリー交換をおすすめします。バッテリーが空になると電源が入らなくなる可能性もあるため、早めの交換がおすすめです。
充電が遅くなった原因を判断できないときは、修理に出すことを検討しましょう。

スマホを急いで充電したいときの対処法
スマホの充電速度が遅くなってしまうと困ることが多いでしょう。
なかなか充電が進まなくてイライラするということもあるかもしれません。スマホの充電時間を短縮する方法について3つ紹介します。
急速充電器を利用する
ひとつめは急速充電器を利用する方法です。
急いで充電が必要な場合には有効な手段になります。急速充電器を購入する場合にはアダプタとUSBケーブルがきちんと対応出力になっているか確認しましょう。
アダプタの出力が大きくても、USBケーブルの出力が低ければ低電力しか供給できないことを覚えておきましょう。
急速充電器にはデメリットもあります。急速充電器は充電が満タンになったらすぐに取り外すことをおすすめします。
満タンになっても充電していると発熱して、バッテリーに大きな負担をかけることになるのです。
最近ではスマホがフル充電を検知して自動で供給をストップする機能が搭載されていることも多いため、過充電でバッテリーが劣化することは少ないといえます。
機内モードを活用する
スマホには機内モードという設定が搭載されています。機内モードに設定することで余計な機能が制御されます。通信機能がオフになることで消費する電力も一気に下げることが可能です。
こうすることで充電速度をアップすることも可能となります。
電源を落として充電する
アプリを起動している状態が続いていると、充電に時間がかかることがあります。
だからといってアプリを削除することはできないでしょう。どうしても急いで充電したい場合には電源を落としてから充電してみましょう。
無駄な消費電力を削除することで、充電速度をあげられます。

スマホのバッテリーを長持ちさせる方法
スマホの充電はバッテリーの劣化具合に左右されることが多くなります。
充電に時間がかかるなと感じた場合はまずバッテリーに不具合を考えてみましょう。バッテリーは徐々に劣化し、寿命がくれば空になり起動しなくなります。
バッテリーを長持ちさせるには日頃の使い方にも注意が必要です。
過充電に要注意
バッテリーを長持ちさせるためには過充電に注意する必要があります。
充電が100%になっているのに、充電器に挿したままにしていると過充電になってしまいます。とくに寝ながらの充電は長時間になってしまうため気をつけましょう。
充電残量に要注意
充電残量とはどの程度充電が残っているかを示す数値です。
バッテリーは充電を繰り返すことで負荷がかかります。充電残量がまだ残っているのに充電する行為はバッテリーの負荷を大きくしてしまう行為です。
目安としては充電残量が20%程度になってから充電を開始することが理想とされています。
スマホを使いながらの充電に要注意
充電をしながらスマホで操作することは、短時間であれば問題ありませんが長時間行うとバッテリーの消耗を早めてしまいます。
なぜこのようなことが起きるかというと、スマホを充電しながら同時に使用すると、充電と放電が同時に起こることが原因です。
バッテリーの交換方法と費用目安
充電が遅くなる原因の多くがバッテリーの不具合にあります。
こうなるとバッテリーを交換する必要が出てくるでしょう。バッテリー交換はスマホの機種によって方法が異なるため専門家に任せましょう。
iPhone12/11/Xのバッテリー交換
まずはiPhone12/11/Xのバッテリー交換方法です。
iPhoneはAppleストアへの修理依頼、修理対応ショップへの持ち込みで交換することができます。
交換の際に注意したいのは、データのバックアップを取っておくことです。バックアップを取っておかないとデータがすべて削除されることもあるため、注意しましょう。
バッテリーがどのくらい消耗しているかは自分で確認可能です。
iPhoneの場合には「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」を選択すると、バッテリーの劣化具合が確認できます。
iPhoneのバッテリー交換にかかる費用は機種によって異なります。おおよその目安は最新機種で13,000円程度、古い機種で4,000円程度となっています。※2021年9月現在の価格となります。
Androidのバッテリー交換
Androidのバッテリーもキャリアショップでの修理が基本とされています。
キャリアごとで受付方法は異なりますが、店舗に持ち込めば説明してもらうことができます。修理には10日ほどの時間が必要となるため、その間は代替え機などを使うことになるでしょう。
修理対応ショップでもバッテリー交換は可能です。
ショップによっては対応できない場合もありますが、スマホスピタルではAndroidのバッテリー交換も受け付けています。
費用は機種によって変動しますが、最新種で14,000円程度、古い機種で4,500円程度が目安です。※2021年9月現在の価格となります。

スマホの充電が遅い原因をしっかり見極めよう
スマホの充電が遅くなったと感じたときは、本体と充電器どちらに原因があるか見極める必要があります。ほとんどの場合、バッテリーの劣化が問題であることが多いです。
バッテリーは充電を繰り返すたび、消耗していく消耗部品です。そのため時期がくれば交換が必要となります。自分で判断できない場合、専門店に相談するとよいでしょう。
スマホスピタルではiPhoneもAndroidも修理可能です。あらゆる機種に対応しているため、お困りの際はぜひご相談ください。

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