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スマホの残像の原因と対処法を徹底解説!予防もして長持ちさせよう | スマホスピタル
2022年現在、初代iPhoneの登場から15年経ち、スマホは日常生活の中に溶け込んでいます。しかし何年も使い続けているスマホだと、画面に残像が現れることがあります。残像が出ていては、動画視聴や電子書籍の利用などの邪魔です。
そこで本記事では、スマホで残像が出てしまう原因や対処法、予防法について解説します。高性能なスマホだと本体価格が10万円超えも珍しくない現在、少しでも長く快適に使うため、今後の参考にしてみてださい。
スマホの画面に残像が残る2つの原因
スマホの画面に残像が出てしまう原因は焼き付きと経年劣化の主に2つです。
使い方によっては、新品でも想定より早く残像が現れるかもしれません。中古で購入したスマホであれば、より一層注意が必要です。具体的な対処法を知る前に残像の原因を把握しておきましょう。
原因1:長時間同じ画面を表示したことによる焼き付き
長時間同じ画面を表示し続けると焼き付きが起こる可能性があります。焼き付きが起きると、残像が出てしまったり、画面の色が赤や黄色など焼けて見えたりします。
スマホの画面に使われている素材は、液晶と有機ELの2種類が一般的です。液晶では電圧をかけて内部の素子を特定の形にそろえ、目的の画面を表示します。液晶で長時間同じ画面を表示していると、電圧をかけていなくても内部の素子が特定の形から元の状態に戻らず残像となります。
有機ELでは電圧をかけて、特定の素子だけ目的の色で発光させます。長時間の同じ画面で素子はダメージを受け、焼き付き残像となるのです。
とくに、動画の再生窓やアプリのステータスバー・ナビゲーションバーなどは、固定されているケースが多く残像とし現れやすいです。
原因2:スマホの画面の経年劣化
スマホの画面自体の寿命は数万時間と言われ、画面に使われいてる素子の経年劣化は進みます。長時間同じ画面を表示していなくとも、ダメージは蓄積されるため長く使っているスマホほど、残像が現れやすいです。中古で購入したものや何度もバッテリー交換をして長期で使っているものでは、気づきにくいだけで既に薄らと残像が現れているかもしれません。
経年劣化は、直射日光が当たる所や温度差が激しい場所で、使ったり放置していたりすると通常より進みます。真夏や真冬に外で待っているときに、暇つぶしとしてスマホを使っている人は、気をつけてください。
残像が気になるスマホの3つの対処法
既に残像が出てしまっているスマホはどうしたらよいのでしょうか。具体的な対処法は次の3つです。
- 残像解消のアプリをインストール
- スマホの電源を切りしばらく放置
- スマホの画面を修理
なぜこの方法であれば残像に対処できるのか、1つずつ詳しく解説していきます。
対処法1:残像解消のアプリをインストールする
残像解消のアプリとは、特定の色を指定した時間表示させ、焼き付きの解消を図るものです。Google Playなどで無料配布され、アプリによっては焼き付き具合のチェックが可能です。
これらのアプリは基本的に液晶での使用を想定していて、有機ELはサポートの対象外となっているケースがあります。レビューの中に有機ELでも解消したというものがあっても、公式の仕様に従って使うようにしてください。
対処法2:スマホの電源を切りしばらく放置する
残像の原因となる焼き付きは長時間の表示が原因のため、軽度の症状であれば電源を切って放置しておくことで解消される可能性があります。特に画面が液晶のスマホでは期待が持てるでしょう。
ただし、既に深刻な残像であれば、薄くなることはあっても完全には消えない可能性が高いです。まずは就寝前などに電源を切っておき、翌朝に残像を確認してみてください。改善しているならば何日か続けて、気にならない程度まで薄くしておきましょう。
対処法3:スマホの画面を修理する
上記で紹介した2つの対処法では、残像を完璧に消し去ることは難しいです。また、たとえ薄くなっても最終的には経年劣化により残像が現れやすくなります。
根本的に残像を解消するなら、修理に出すしかありません。特に有機ELの場合はアプリが試せないケースがあり、これからも同じスマホを使い続けたい人は、修理がおすすめです。
スマホの残像が気になる際の修理依頼先
スマホの残像の根本的な解消には修理が必要ですが、修理には専門的な知識が必要です。キャリアや専門業者などスマホの残像に関する相談先を紹介します。
契約キャリアの修理サービス
大手キャリアであれば、店舗やオンラインで修理サービスを提供しています。例としてドコモ、au、ソフトバンクの3社の店舗を利用した場合、次のようになっています。
キャリア | 修理サービスの概要 | 店舗で修理を依頼する流れ |
ドコモ |
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au |
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ソフトバンク |
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残像の修理を急ぐ場合は、店舗での依頼をおすすめします。どのキャリアもオンラインでの修理依頼に対応していますが、代替機を当日に受け取るのは困難です。最短でも翌日で、郵便ポストに入らない場合、受取までさらに時間がかかってしまうでしょう。
スマホのメーカー
格安スマホで残像が出てしまった場合、契約キャリアでは修理に対応していないケースがあります。そのようなときの修理の依頼先はスマホのメーカーです。たとえば、Xperiaならソニー、iPhoneならAppleに直接連絡をします。
ソニーでXperiaを修理に出す流れ
- 有料の電話窓口(050-3754-9013)に連絡
- スマホを修理拠点へ配送
- 有償修理は代金引換払いで受取
AppleでiPhoneを修理に出す場合
- オンラインか電話で修理の依頼
- 希望日にApple指定の配送業者が集荷
- 支払いはクレジットか受取時の代金引換払い
Appleの場合は実店舗でApple Storeを構えているため、Apple Storeが最寄りにある人は店舗に足を運んで修理を依頼方法もあります。
スマホ修理の専門業者
スマホの修理専門業者は、契約キャリアやメーカーでの修理と違い、内部のデータはそのままでパーツの交換がメインです。液晶の交換であれば1時間以下でも対応が可能で、スマホの残像をすぐに解消したい人に向いています。
スマホの専門業者であるスマホスピタルでは、iPhoneとAndroidどちらの修理も受け付けています。全国チェーンで100万台以上の修理実績があり、技術力や価格設定にも自信があります。修理依頼は来店と郵送の2パターンがあり、次のような流れで進めます。
来店で残像の修理を依頼する流れ
- Webや電話、直接来店で修理の受付
- 修理内容の確認と見積り
- 修理・動作確認
- 引き渡し
郵送で残像の修理を依頼する流れ
- 電話やメールで相談・見積り
- スマホの郵送
- スマホスピタルでスマホの修理
- 修理が完了したスマホの返送
相談や見積もりだけでのお問い合わせも歓迎しています。残像でお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
残像が出るスマホを修理する際の注意点
スマホを修理に出す際に知っておきたい3つの注意点を解説します。確認せずに修理に出してしまうと後悔につながることもあるので、きちんと把握しておきましょう。
スマホのデータをバックアップしておく
契約キャリアやメーカーに修理を依頼した場合、内部データは初期化される可能性が高いです。
残像が出ているだけならば、画面は見えにくいが操作に問題はありません。パソコンを持っていない人でも、クラウド上へのバックアップは無料で利用できます。AndroidならGoogleアカウント、iPhoneならiCloudを活用しましょう。
【Googleアカウントでのバックアップ】
- スマホをWi-Fi接続
- 最新のOSにバージョンアップ
- 「設定」の「バックアップ」から「Googleドライブへのバックアップ」をオン
【iCloudでのバックアップ】
- スマホをWi-Fi接続
- 「設定」、「ユーザー名」、「iCloud」を順にクリック
- 「iCloudバックアップ」をクリックし設定をオン
バックアップされるデータは連絡先や写真・動画などで、各アプリの関連データまでは対応していません。アプリ公式の案内に従い対処をしておきましょう。
修理の専門業者は安さだけで選ばない
スマホの修理専門業者選びで、安さは重要な要素です。しかし極端に安い場合、低品質のパーツを使っていることもあるため注意が必要です。
品質の悪いパーツを使って画面を交換すると、反応が悪かったり、衝撃に弱くなったりする可能性があります。また高額でも高品質のパーツを使っている保証はありません。次のポイントで、依頼先を厳選しましょう。
- スマホ修理の技術力・実績
- 修理に使われるパーツの品質
- 店舗やWebからの利便性
- 修理価格の明示
- 修理後の保証
スマホスピタルであれば、軽度の画面修理・交換で数千円、かかる時間は平均で1時間、修理箇所の不具合は最大で6ヶ月の保証です。また、総務省登録修理業者として技術力や実績にも自信があります。
実際に修理を依頼するかは見積もりを見てから決めていただけます。ご相談だけの問い合わせも歓迎していますので、お気軽にご相談ください。
古いスマホなら買い替えも検討する
経年劣化で残像が出ているスマホは、画面以外の劣化も進んでいる可能性は高いです。画面だけ修理をしても、他のパーツが原因で動かなくなります。
残像のほか次のような兆候や現状があれば、新しいスマホへの買い替えも検討しましょう。
- 頻繁に電池切れする
- 突然の電源が落ちる
- イヤホンなど外部機器をうまく認識しない
- ボタン陥没・操作不良
- 写真がぼやける
- 頻繁にアプリや本体の操作に不具合が起きる
スマホの状態によって下取り価格に差が出ます。また、新品のスマホでもスペックを重視しなければ、1万円以下でも購入可能です。気になる症状が現れた段階で、修理と買い替えのどちらが得なのか、見積もりを取って判断すると良いでしょう。
スマホの残像を予防する4つの方法
上記で紹介してきた対処法で残像を無くしても、今までと同じ使い方をしていては再び残像は現れてしまいます。経年劣化自体は避けられませんが、少しでもスマホの画面を長持ちさせるため、予防として次の4つも実践しましょう。
- 画面の消灯時間を短く設定
- 画面の輝度を下げる
- 画面の表示方法を変更
- 背景は黒よりのものを設定
画面の消灯時間を短く設定する
長時間同じ画面を表示させないため、消灯時間を短めに設定しておきましょう。スマホの「設定」から、「画面」などの設定で消灯時間を変更できます。
消灯時間の設定は、就寝前にスマホを使っている人に特に必要です。何度も画面が付いたまま寝落ちをしていると、想定より早く残像が現れるようになります。
画面の輝度を下げる
ネットサーフィンなどで長時間同じ画面は表示していなくとも、上部の時間や通知、バッテリー残量などのアイコンは基本的に固定されています。そこでスマホの残像予防として、画面の輝度を下げてください。
輝度も「設定」の「画面」などから下がることが可能です。下げすぎると画面の視認性が落ちるため、自動調整機能があるのなら活用しましょう。また省エネモードがあるスマホであれば、機能をオンにしておくと輝度も下げてくれます。
画面の表示方法を変更する
長時間動画を視聴するときに全画面表示にしたり、アプリの操作アイコンを非表示にしておくと残像の予防になります。たとえば、動画を視聴する際、全画面表示にしておけば画面の枠が残像となることを防げます。
またネットサーフィン中はスワイプで「戻る」や「進む」の操作は可能なため、画面下部などにアイコンを表示させておく必要はありません。非表示にしておけば、アイコンの表示部分が焼け付くことを防ぎ、残像予防につながります。Android10から追加されたジェスチャーナビゲーション機能などを活用しましょう。
背景は黒よりのものを設定する
有機EL限定ですが、背景を黒よりのものにすることも残像の予防になります。有機ELで黒色とは、素子が発光していない状態です。スマホのデフォルト設定では、白を基調としたテーマが採用されています。配色を逆にしたダークテーマにしておくと、白のままよりも劣化のスピードを抑えられます。
スマホのOSによっては、ダークテーマは標準搭載されています。明るい場所では視認性が落ちたり、アプリによっては非対応であったりしますが、長くスマホの残像を気にせず使いたい人は、設定を変更しておきましょう。
残像が消えないスマホの活用方法
残像が消えなくなり、修理するつもりのないスマホでも、まだまだ使い道はあります。新しいスマホを使い始め、SIMカードの入っていないスマホの活用法として、次の3つを紹介していきます。
- 音楽プレイヤーや目覚ましとして活用
- スマホの買い替え時に下取りに出す
- スマホの専門業者に買取を依頼する
音楽プレイヤーや目覚ましとして活用
残像が表示されていても、画面を見続ける必要がない使い方はあります。例としてオフラインとWi-Fi接続でのオンラインで、次の使い方をしてみましょう。
オフラインで可能な使い方
- 音楽プレイヤー(Bluetoothスピーカーも併用)
- アプリなどでの目覚まし時計
- タイマー
- 読書灯
- カメラ
- おサイフケータイ
オンラインで可能な使い方
- LINEやSkypeなどでの通話
- 音楽のストリーミング再生
- 防犯カメラ
スマホの買い替え時に下取りに出す
下取りであれば、手っ取り早くスマホを現金化でき、新しいものを購入するための資金にもできます。一部の端末では、機能不全や破損品でも下取りは可能です。2022年2月段階で、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアでは、古い機種の下取り価格は次のようになっています。
機種 | ドコモ(税込) | au(税込) | ソフトバンク(税込) |
iPhone SE(第1世代) | 200~1,800円 | 550~2,750円 | 720~2,400円 |
iPhone 6s | 300~3,400円 | 550~4,400円 | 1,080~3,600円 |
iPhone 7 | 800~6,200円 | 1,100~7,150円 | 1,800~6,000円 |
Xperia XZs | 700~2,400円 | 550~2,200円 | 720~2,400円 |
AQUOS R3 | 500~11,000円 | 2,750~10,450円 | 1,440~4,800円 |
HUAWAI Mate 20 Pro | 700~2,400円 | 2,750~9,350円 | 1,440~4,800円 |
良品なのかどうかは査定次第であり、いつまで下取りしてくれるかはキャリアによって異なります。高額で下取りしたいならば、できるだけ新しい内に持っていきましょう。新しいスマホであれば5万円以上の下取りも期待できます。
スマホの専門業者に買取を依頼する
スマホの現金化は専門業者による買取でも可能です。2022年2月段階で5年以上前に発売されたものでは、買取価格の相場は次のようになっています。
機種 | 買取価格(税込) |
iPhone SE(第1世代) | 2,500~7,500円 |
iPhone 6s | 2,880~7,500円 |
iPhone 7 | 4,320~12,000円 |
Xperia XZ | 1,500~5,500円 |
Galaxy S6 edge | 1,200~5,500円 |
AQOUS mini | 1,500~2,500円 |
HUAWAI P9 lite | 1,500~2,500円 |
専門業者によっては郵送でも買取の対応可能です。各業者、公式HPなどに買取価格の相場が記載されているため、複数社を比較してしましょう。
スマホの残像が気になるなら修理や買い替えをしよう
スマホの残像は、画面の焼き付きや経年劣化により現れます。1度残像が出ると、薄くはできても完全に無くすことはむずかくなります。残像をゼロにするには修理が必要です。
修理は契約キャリアやスマホのメーカーでもできますが、データの初期化を避けたい人は専門業者への依頼がおすすめです。スマホスピタルであれば、データを残したままの修理が可能で、液晶交換は最短30分程度から対応します。
消灯時間の短縮や輝度の変更などで、スマホの残像の予防は可能です。しかし長期で使っていると避けるのは困難で、たとえ液晶を交換しても他の部分の劣化で故障する可能性があります。買い替えも視野にいれて残像に対処しましょう。
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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