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バッテリー修理について

[バッテリー]減りが早い、膨れた……その原因と対策は?[修理] | スマホスピタル

近年誰もが手放すことが出来ないほどに重要な存在となったスマートフォン。

このスマートフォンも長期間使用していると、少しずつバッテリー(電池パック)の減りが早くなっていくのを、一度は体感したことがあるかもしれません。

 

iPhoneやAndroid端末であれば必ず搭載されているリチウムイオンバッテリー。

今回はそんなバッテリーの劣化とその原因、そして対策についてご紹介して参ります。

 

バッテリーが劣化するとどうなる?

まずはこちら、バッテリーが劣化することによって生じる不具合です。

どれか一つは誰もが体験したことのあるかもしれませんね。出来る限り無い方がいいものもありますが、それらを含めて解説させて頂きます。

 

減りが早くなる/一定の残量未満になると落ちる

これは特に経験している方が多いのではないでしょうか?

バッテリーは劣化してくると特に顕著になるのが減りの早さです。

劣化が進むと、内部に蓄えることのできる容量がじわじわと、少しずつ減少していきます。これにより、減っていく速度が少しずつ早くなっていくのです。

最初は3日間充電の必要が無かったにも関わらず、何年か使用していたら1日持たなくなってしまうということもあります。

 

こうした内部容量の減少を本体が認識できず、本体のバッテリー残量とは認識の齟齬が起きてしまうことも考えられます。その結果起きてしまうのが『〇〇%以下になると落ちてしまう。』という不具合になります。

実は劣化によるものなのです。

 

充電しても全く増えて行かない/直ぐに充電が溜まる

バッテリーが劣化してしまうということはすなわち、スマートフォンそのものすら欺くという事なのかもしれません。

直ぐに充電が溜まるというのはそういった、全く溜まっていないにも関わらず、満タンの状態であると表示されてしまうこともあるのです。

 

反対に、しっかりと認識していて、増えていかないということも考えられます。

 

かなり悪化した状態になると、5分ほどで満タンになり、1分も持たずに切れるという事態が起きることも……。

 

そういった状態になると、もはや普通に使用することはできないかと思います。モバイルバッテリーの持ち出しは必須となってしまうでしょう。

 

バッテリーが膨張してしまう(それによる弊害など)

特に危険なケースがこちらになります。

バッテリーは劣化が進むと、状況によっては内部にガスが発生して溜まり、そのうち膨張をしてしまうのです。

膨張してしまうだけならばそれほど被害は大きくないのですが、スマホやタブレット、ゲーム機などは非常にコンパクトに作られているため、近くにあるパーツや基板が影響を受けてしまいやすいのです。

 

機種によっては画面が浮き上がってしまうことも考えられます。

画面が浮き上がるということはすなわち、画面自体に負担をかけているということに他なりません。

 

最初はタッチ反応や液晶には問題のない状態だったとしても、圧迫や歪みが影響して、やがてタッチ異常が発生したり、液晶破損、表面ガラス破損が起きる可能性も……。

 

膨張は進み過ぎると、板状のはずのバッテリーがパンパンのポテトチップス並みに膨れ上がってしまうので、注意が必要です。

なぜバッテリーは劣化してしまうのか

ここでは、バッテリーの劣化原因とその対策をご紹介していきます。

 

経年劣化

 

まず最初に考えられるのが、経年劣化になります。

 

バッテリーは基本的に、使い方によって劣化具合が変わっていきます。

例えばポケモンGOであったり、3Dゲームであったりと、かなり重たいゲームばかりをやっている方は、かなり頻繁に充電するかと思いますし、それに加えて、本体がかなりの熱を持つかと思います。

 

こうした本体にかなりの負担を強いる使い方をしている方は、1年ほどでバッテリーが劣化してしまうことも考えられます。

 

逆に、特にゲームをせず、通話とLINEぐらいでしかスマホを使用しないという方は、充電自体をさほど行わないため、あまり劣化は進まず、3、4年も使用することが出来ることもあります。

なのでそれなりにゲームをしていたり、毎日のように充電をしている方は2年ほどで劣化する状況と言えます。

 

この基準として、満500回の充電を行っているかどうかというのが判断基準になってきます。

満500回の充電を行うと、初期状態の約80%分しかバッテリーが増加しない状況になります。

この80%分しか使えない状態は人によってはかなりのストレスになってしまいますし、充電頻度も増えていきますので、その後は必然的にかなり早いスピードで劣化していきます。

 

これについては使用している以上は仕方のないことですので、次に示す項に気をつけることで寿命を伸ばしましょう。

 

充電の仕方について

 

例えば、100%になっても充電ケーブルを抜かないとか、0%に近くなったら充電をするとか……。充電しながら使用してしまうとか……。

極端な充電方法ですと、劣化が早まってしまうことが考えられます。

 

特に前者はかなり重要で、100%になっても常に充電をしているような状況ですと「過充電」となってしまいます。

こうした過充電が起きてしまうと、非常に劣化が早まってしまいます。

 

筆者の体験談ですが、iPhoneXが発売して1年にも満たない頃、バッテリーが膨張したとのことでお持ち込みがあったのですが、お話を伺うと、どうやら常に充電している状態だったとのことです。

充電しながら使用するのも、本体が熱を持ってしまうためバッテリーや本体自身に負担をかけてしまい、劣化を進行させる要因にもなります。

 

そして、使用しなさすぎることも劣化の原因になります。

例えば1年ほどその端末を使用しなかった場合です。使用していない間に内部のバッテリーが少しずつ自然と放電されていってしまい、バッテリー内の電気が一切存在しない状態(完全放電)となり、一切動かなくなってしまうこともあるのです。

 

こういった状態になると、バッテリーを交換しない限りは使用することが一切できなくなってしまいます。

 

よくバッテリーを使用した機械の説明書には「使用しなくても半年に一度は充電しましょう」と書かれているのですが、それは完全放電を防ぐことが目的でもあるのです。

 

一番適切とされているのは、「バッテリー残量が残り〇〇です」と警告が出た際に充電を始めて、100%、もしくは90%台になったら抜くというのがバッテリーにとっては良いサイクルとなっています。

 

環境による要因

 

適切な温度で使用しないことも劣化に繋がります。

基本的には0℃から35℃の間の環境で使用するのが適切とされていて、それを下回ったり、上回ってしまう場合には適温ではなくなってしまいます。

 

0℃未満、36℃以上の環境での使用は、バッテリーの劣化に繋がる可能性があります。

 

そのため、先ほどの本体が熱を持った状態での使用についてはあまり適切ではなく、劣化を早めてしまう原因の一つということになるのです。

 

もしも劣化が進んでどうにもならなくなったら?

 

できる限り劣化を進めないように尽力したとしても、いずれ来たるべき時は来てしまいます。大切に使っていたとしてもバッテリーが劣化してしまうことはあるのです。

 

そういった時に頼るべきは正規店(購入店やメーカーのサポート)を使用するか、もしくは非正規店を使用するかのいずれかになります。

 

正規店なら新品同様の状態になって返ってくることが多いですが、基本的にデータが消えてしまいますし、修理に日数がかかってしまうことが考えられます。

非正規店は該当部位の交換のみになってしまいますが、データが消えることは基本的にありませんし、修理に日数はあまりかからず、スマートフォンの場合には即日でのお返しが可能になっています。

 

スマホスピタル名古屋駅前店はこのうちの非正規店となりますが、総務省に認可された登録修理店となっておりますのでご安心ください。

 

まとめ

・スマホ・タブレット・ゲーム機にはリチウムイオンバッテリーが搭載されているものがほとんど!

・リチウムイオンバッテリーは使い方によって1〜4年で寿命を迎える!

・できる限り長持ちさせるためにも、20%になったら充電!100%、もしくは90以上になったら充電ケーブルを抜く!

・劣化してどうしようもなくなったら正規店か非正規店に修理してもらおう!

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