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バッテリー修理について

iPhoneのバッテリーがへたってきた?自己診断ができるようになりました! | スマホスピタル

9月は、iPhoneのバッテリー交換ご依頼が多くなる月の一つです。

買い替えてちょうど2年くらいという方が多くいらっしゃいますし、

バッテリーの交換目安時期も1年半から2年前後とされていますので、

9月に買い替えされた方が、2年後の9月頃にバッテリー交換を検討されるケースが多くなるのです。

 

これまでは、お使いのiPhoneに発生する自覚症状などから

バッテリーの劣化具合を察知することしかできませんでした。

「充電残量の減りが早くなってきた」

「バッテリー残量表示がまだまだあるはずなのに、電源が突然落ちるようになった」

「バッテリーの残量が少なくなってきたので充電ケーブルを挿したら、数値が瞬時に跳ね上がった」

こういった症状が出てくると、バッテリーの劣化が疑われます。

そうはいっても、時期や症状の程度はiPhone次第ですので、

バッテリーを交換するかどうかの決め手に欠けるケースも少なくありませんでした。

 

ところが、iOS11.3からなんと

お使いのiPhone単独でバッテリーの状態チェックができるようになりました!!

そこで今回は、お持ちのiPhoneのバッテリーをチェックする方法をご紹介いたします!

(なお、この方法はiOS11.3以降のバージョンでないと、ご利用いただけません。

もしこの方法を使用されたい場合は、お持ちの端末のiOSを11.3以降にアップデートしてください。)

 

①歯車アイコンの「設定」を開きます。
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②スクロールして「バッテリー」をタップします。
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③「バッテリーの状態(ベータ)」をタップします。
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④「最大容量」が表示されます。この数値は「新品時のバッテリー容量を100%とした時の、現時点でのバッテリーの容量」を示しています。
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ちなみに、画像で使用しているのは、2017年11月より使用開始したiPhone Xです。

最大容量は92%、④の画像中に「ピークパフォーマンス性能」と表示されていますが、

そこには「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されています。

ごく簡単に言ってしまえば、「交換が必要なほど、劣化はしていない」ということになります。

 

「充電の持ちが悪いからバッテリーの交換を考えている」とご来店されるお客様の端末を拝見すると、

多くの場合、最大容量が80%前後になっています。

「80」という数字だけを見たら十分あるように見えますが、

実際は「80」近くになる、「80」を切るようになると、

バッテリーにも自覚症状が出やすくなります。

また、先ほどご紹介した「ピークパフォーマンス性能」の部分にも、

「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」という文言が表示されることもあります。

お持ちのiPhoneで、最大容量が80%近くになっていたり、劣化していると表示されていたりする場合は、

バッテリー交換を検討されることをおすすめします。

 

ここで一つ、実際に当店でバッテリー交換をご依頼いただいた端末の実例をご紹介いたします。

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最大容量はなんと、51%!

充電ケーブルから外すと、ものの数十分でバッテリー残量表示が赤くなってしまう(=残量が20%以下になってしまう)、

80%近く残量が残っているはずなのに電源が突然落ちてしまう、

そんな激しめの症状が発生しているiPhoneでした。

「ピークパフォーマンス性能」の部分には、

「この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。

この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。」

と表示されていました。

これは、バッテリー劣化により突然シャットダウンしてしまったこと、

突然のシャットダウンを防ぐために、意図的に性能が抑えられる(=動作が重くなる)ことを意味しています。

このままの状態でお使いいただくには、とても不便でした。

 

img_9612

バッテリー交換後は最大容量が100%になり、

ピークパフォーマンス性能の部分でも、問題のあるフレーズは表示されていません。

お客様としても、バッテリーが交換されたことが目で見てわかるため、

より安心していただけるというわけです!

 

そんな便利な「バッテリーの状態(ベータ)」なのですが、

実は便利なことばかりではありません。

この記事をご覧の方の中には、

「バッテリーの状態(ベータ)」のベータって何?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

これはおそらく、「ベータ版」を意味しているものと思われます。

「ベータ版」とは、

「あるソフトウェアを正式に発表する前に、ユーザーに試用してもらうためのサンプル版」

という意味で、通常使われます。

つまり、現在iPhoneで使用できる「バッテリーの状態」は

まだ「試用段階」というわけです。

おそらく、iOS12などで正式版となるのでしょう。

「試用版」ということは、正式な版にはないエラーやバグが含まれる可能性も否定できません。

 

過去、この「バッテリーの状態(ベータ版)」で、エラーかバグの一種と思われる事例もありました。

発売とほぼ同時に購入されたというiPhone6のバッテリー交換ご依頼をいただいた日のこと。

その時でもう、3年半以上は使用されていたとのお話でしたので、

さぞバッテリーが消耗しているだろうと予想されました。

実際、お客様からも

「朝フル充電して、通勤して、職場についたら、もう表示が赤くなってるんです。

そして、60%くらい残っているって表示だったのに、電源が切れることもあって・・・」

と、バッテリー劣化を思わせる症状をお聞きしました。

そこで早速、この「バッテリーの状態(ベータ版)」を確認してみたところ、

表示されていた数値は・・・なんと96%!

思わず「そんなわけないですよね!」と言ってしまいました。

お客様も、「えっ、こんなに長く使っていて、こんなに数値が大きいって、逆に心配ですよね笑」

と苦笑されていました。

 

バッテリーのコンディションを確認する上で有効になりうる、この「バッテリーの状態(ベータ版)」。

それでも、過信は禁物というところでしょうか・・・

ベータ版のあいだは、あくまでも参考程度に留めておいたほうがよさそうですね。

 

ちなみに、iPhoneのバッテリー交換であれば、

ご予約があれば数十分程度で終わってしまいます。

バッテリー持ちや電源関連のトラブルでお悩みでしたら、

ぜひ一度、スマホスピタル京都河原町店までご相談ください。

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