今使っているiPhoneは５Gに対応するの？そもそも5Gって何？ | スマホスピタル

最近当店でiPhone系画面割れだったりバッテリー交換だったりをご依頼を頂きます。

その中でも５Gに対応してくれるかどうかわからないということから、機種変更をしたくなくて修理することにしたというお客様が非常に多いです。
その５Gですが多くの方がそもそも５Gってなんですかという質問を投げかけられた際に電波の強さ？が強くなった？くらいしか答えられない方がほとんどだと思います。

今回はその５Gについて今後iPhone系統の端末が対応するのかも含めて詳しくご説明をしていきたいと思います。

スマホの5Gって何？

まずはそもそも５Gとは現在企画が検討中の次世代規格のことです。

第５世代の移動通信システムの５が５Gの５になっています。

そしてき気になる電波の強さ、いわゆ通信速度は現在使っている方が多い４Gに比べて１００倍と言われています。

１００倍と言われてもどの程度の速さか実感がわかないですね。

通信速度とは受信速度と送信速度のあわせた数になります。

受信速度の目安ではありますが、通常の映画一本を約３秒でダウンロードできてしまう程度の速度です。

送信速度ではテレビ電話等で会議をする際に、少なからず遅延が発生していましたが、かなり軽減されます。

ここまで見ているとWi-Fiとそこまで変わりがないくらいの通信速度です。

実装されれば外出先でも快適な回線で動画やアプリのダウンロードが出来るようになるかもしれませんね。

５Gのサービス自体が本格的に始まるのは2020年から実装予定だそうです。

今使っているiPhoneは5Gに対応するの？

ここでお客様からの質問であった５Gに今使っている端末は対応できるの？ということですが、iPhoneXSとiPhoneXSMAXのハイエンドモデルのみ対応するとのことです。
iPhoneにおけるハイエンドモデルとはチップ積層セラミックコンデンサ、ＳＡＷデバイス、ＲＦインダクタという部品がより多いものになります。

もう訳が分からない横文字が出てきましたね。

これは基板にくっついている1ミリくらいの部品で…この話ままわからない部品を説明していくと永久に終わらないのでとりあえず今回はこれがたくさんあると性能がよくなると思ってください。

そしてiPhoneXSとiPhoneXSMAX以外のiPhoneではこの部品の数がそもそも足りていないため５Gの環境に接続することは出来ません。

じゃあ５Gが実装したら４Gが使えなくなってしまうの？と思う方がいらっしゃると思いますが、その点に関しては問題ないと思われます。

現在３Gは使えている状態ですので、恐らく４Gもしばらくは５Gと並行して使えるようになると予想されます。

その影響で３Gが使えなくなるようですが…４Gが使えなくなる頃には６Gがきっと出ていることでしょう！

5Gは通信料が高い？

５Gの性能を見ていると通信料金の値段は高くなるんじゃないかなと私も思っていたのですが、過去を振り返ってみてみると、極端な価格の上乗せはなかったようです。

今年開始のプレサービスでは端末貸し出し＋料金は無料という形なので明確な料金はわかりませんが、ただ料金プラン等には手が加わるかもしれませんね。

料金的にはさほど変わらないのではないかと思います。

5G 対応のスマホは今後増える？

iPhoneXSとiPhoneXSMAXが先程対応すると書きましたが、これらのiPhone以外で５G対応の機種は何か出ないのかということですが、少し前までは2021年以降になるであろうと言われていました。

ですが、以外にも2020年には発売できるかも？ということで発表がありました。

そもそも2021年になると言われていた理由が、先程言っていたチップ積層セラミックコンデンサ、ＳＡＷデバイス、ＲＦインダクタという部品が５Gモデルチップを作れる会社、QualcommがAppleに特許訴訟を起こしていました。

しかしながら、つい最近終結させて全面和解することにより発売予定が早まったようです。

５G実装するに当たって５Gのモデルチップを供給出来るのが先程のQualcommとSamsung、Huawei、MediaTekいう４社のみになります。

この内西側に供給できるのがQualcommとSamsungになります。

Samsungという会社はGalaxyというスマホを作っているのでライバルのAppleに５Gモデルチップを提供することはできず、Apple自身で開発するには間に合わなかったため、Qualcommに協力を依頼しなければ本当に５Gの対応iPhoneが2020年に発売できるようにはならなかったでしょう。

ここで料金の話に戻りますが、この4社しか提供できない上、更に西側、東側でそれぞれ2社あれば市場が寡占化し価格も高騰しそうで怖いです。

他社で５Gチップを開発をしようとしていたようですが、上手く行かず開発から離脱するところが多いようです。

新機種の料金にどのくらい上乗せされるかすごい気になるところですね。