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よく聞く「有機EL」と「液晶」の違いって?スマートフォンのディスプレイについてのあれこれ。 | スマホスピタル
2019年9月20日にiPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Maxが発売されました。
この内iPhone11は「Liquid Retinaディスプレイ」を、iPhone 11 Pro / 11 Pro Maxは「Super Retina XDRディスプレイ」を採用しています。
と言われても専門家でもないと何だそりゃ?という感じだと思います。
今回はiPhoneのディスプレイについていくつかご紹介させていただきます!
Contents
スマートフォンのディスプレイは2種類?
まずスマートフォンのディスプレイは大きく分けて「液晶ディスプレイ」と「有機ELディスプレイ」の2種類があります。
以前は液晶ディスプレイ1択でしたが、最近は有機ELディスプレイが増えてきています。
ちなみに有機ELは有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminesxent)の略で直訳すると「電気発光」となります。
OLEDと呼ばれることもありますが、有機発光ダイオード:organic light-emitting diodeの略ですね。
対して液晶ディスプレイはLCD(liquid crystal display)と呼ばれます。
有機ELディスプレイのメリットは?
- 有機ELを採用するメリットは以下の点が挙げられます。
- 液晶と比較して発色が良く、コントラストに優れているので鮮やかで美しく見えます。
- 画面を薄く製造することが出来、その分軽くすることが出来ます。
- 柔軟性があり、曲面が作りやすい。
- 視野角が広い。
これは液晶がパネルの裏側からバックライトで照らす構造となっているのと違い、有機ELは素子の1つ1つが自発光する構造となっているため上記のような特徴が出てきます。
パネル+バックライトの液晶よりパネルのみの有機ELの方が薄い・軽い・柔軟性があるのは当然と言えますね。
またバックライトによる電力消費もないため、バッテリーの持ちも良いと言われています。
正確にはバックライトの電力消費は常に一定であるのに比べ、有機ELは自発光のため明るさ調整によって電力消費を抑えることが出来ます。
ただこれに関しては最新機種であればそもそものバッテリー容量も上がっているので実際に実感するのは難しいかもです。
iPhone 11はビデオの連続再生時間が17時間、11 Proは18時間で11 Pro Maxは20時間となっているので、じゃあ液晶を有機ELに、有機ELを液晶に変えて試してみよう!とはならないですしね…。
有機ELディスプレイのデメリットは?
もちろん有機ELのデメリットもあります。
一番は「値段が高い」これに尽きると思います。最新機種は端末代が平気で10数万円となってしまっているのは有機ELが一因でもあります。
技術的な問題がありますので仕方のないところもありますが…流石に20万円近くとなってしまうのは利用者としてはかなり厳しいものがありますね。
また構造上「寿命が短い」ことも挙げられます。こちらに関しては同じスマートフォンを10年以上使うというのは考えにくいのでそこまで気にすることではありませんが。
これらは今後技術力が上がり、需要も増えてくれば解決するものではあります。
あとは大型化してしまう、というのもありますがiPhone Xや11くらいのサイズまでは現時点でも出来ていますね。
有機ELは常時表示に向いていますが、反面焼き付きの問題もあったり。
iPhoneで有機ELディスプレイを採用しているのはiPhoneX、Xs、Xs Max、11 Pro、11 Pro Maxの5機種です。
iPhone 8 / 8 Plus以前とXR、11は液晶ディスプレイとなっています。XRと11の端末代が安いのはここが理由でもありますね。
有機ELはその構造上、液晶漏れはもちろん発生しませんがディスプレイが薄いためか端末本体の強度はともかく、比較的有機EL自体が損傷しやすいイメージがあります。
こちらはiPhone Xsです。有機EL端末は縦線が入ることが多いです。
ここまで完全に画面が見えなくなると流石に修理へ持ち込まれると思いますが1~2本の線だとそのまま放置してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タッチ反応自体はそのまま問題なく利用できる場合が多いですので。
こちらはiPhone Xで左上の方が黒くなっていますね。
落としてしまって画面は割れなかったのですがこのような状態に。少しの損傷であっても今後範囲が拡がってしまったり、タッチ不良等他の不具合も引き起こしてしまう可能性もございますので、しばらく修理されないにしてもひとまずはデータのバックアップを取っていただければと思います。
こちらはiPhoneではなくHUAWEIのP30です。有機EL採用機種ですが液晶漏れのようになってしまっています。
まったく映らなくなった端末は別にしても、ここまでのものは正直初めて見ました。
有機ELディスプレイ搭載のスマホの故障もスマホスピタルまで!
一部分だけ、線が数本だけであっても有機ELの損傷には変わりありません。
当店では有機EL端末の修理も行っていますが、在庫に限りもありますので料金や対応可否も含め一度ご相談いただければと思います。
スマホスピタルでしたら、データそのままで当日修理いたします!
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