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iPhoneXS iPhoneXRで搭載されたデュアルSIMについて | スマホスピタル

iPhone Androidの修理を承っております、スマホスピタル厚木ガーデンシティ店です。

 

さて、iPhoneXS XRが発売されてからしばらく経ちますが、既に入手されお使いいただいていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

とっても高画質大画面で、Face ID等これまでのiPhoneにはなかったシステムがふんだんに搭載され、

ユーザーに対し新たな利便性を提供している端末として、市場に対する影響力もかなりのものです。

当店でもXSの修理を開始しており、画面割れなどご相談いただける体制づくりに尽力させていただいております。

さて、そんなXSやXRですが、ここで特筆したいのは初の「デュアルSIM」端末であるという事です。

「デュアルSIMって何??」そんな疑問を抱かれていらっしゃる方も多いかと思いますので、本日はiPhone XS XRのデュアルSIMシステムについてご説明していきたいと思います。

 

そもそもSIMとは

そもそものお話、SIMとはキャリア情報と電話番号を記録しているカードのことです。

IMG_2003

このカードに、ご契約されたキャリア情報、電話番号情報が記録されており、

これを端末に挿入する事で、キャリアの電波と契約された電話番号を使用する事が可能になっております。

過去存在したガラケーでも大き目なSIMカードが入っていました。

これによってスマートフォンは通信する事が出来るようになっているわけですね。

 

デュアルSIMって何??

では、iPhone XS XRにおいて実装されたデュアルSIMとは何でしょうか。

デュアルSIMは、文字面でお気づきの方も多いかと思いますが、文字通り2枚のSIMが端末に挿入できるというもので、2枚のSIM情報を同時に読み込むことが出来ます。

デュアルSIMは前述の物理的なSIMカードを2枚挿入するのが一般的です。

 

では、デュアルSIMでは一体具体的にどういった事が出来るのかというと、2つの電話番号情報を一台の端末で使用する事が可能になります。

これがどういうことかというと、例えば、相手によって回線を使い分けたり、一枚は海外SIMを入れ、

旅行先でいつもの端末をお使いいただくことが出来、同時に国内SIMを取り外すことなく使用できるので、

特にビジネスシーンでお使いの方で、海外出張の多い方はとてもスムーズに端末をお使いいただけます。

 

iPhoneXS XRでのデュアルSIM構成は通常のSIMとeSIM

さて、ここまでデュアルSIMについてご紹介してまいりましたが、iPhoneXS XRではどのようなシステムになっているのでしょうか。

実はiPhoneXS XRに搭載されているデュアルSIMは物理SIMカードx2を挿入するのではなく、

一つは物理SIM、もう一つは「eSIM」というSIMシステムが搭載されており、これら二つがデュアルSIMを構成しております。

「え、eSIMって何??」

そうですよね(笑)では、ここからはeSIMについてお話ししていきたいと思います。

 

デュアルSIM端末のポイントはeSIMシステム

eSIMとは「embedded(埋め込み型)SIM」の略で、基板上に埋め込まれたSIMのことです。

このSIMは基板上にありますので、挿入する物理SIMは一つのみになります。

しかしながら、システム上ではSIMを、物理とeSIM両方とも読み込んでいます。

なのでiPhoneXS XRでもほかのデュアルSIM端末と同じように回線仕様が出来るのです。

 

eSIMは埋め込み型SIM

先程eSIMは埋め込み型と申し上げましたが、このSIMは特殊なシステムを持っています。

それは、「ユーザーが回線情報の設定が可能」という事です。

これは後述でご説明しますので、ご安心ください!

この機能がもたらすものはとても画期的で、さらにiPhoneのグローバル使用を可能にします。

 

ユーザーで電話番号情報の書き換えが可能

eSIMはユーザーでの回線情報の設定が可能です。

つまり、使用するキャリアを簡単に切り替える事が出来るというものなのです。

これは主に海外キャリアを視野に入れたシステムになるため、日本ではまだeSIM対応のサービスを開始していないか、限定的であります。

キャリアがユーザー側で切り替えられるため、海外旅行時の現地キャリアにおいて、より価格の安い会社を選択するなど、あるいは電波状況の良いキャリアに切り替えるなどが可能になっています。

これもやはり海外旅行に頻繁にいかれる方や、海外出張の多い方にはとても便利なシステムと思います。

 

旅行先で現地のプリペイドSIMを差し替えることなく、eSIM情報を現地のキャリアに設定すれば電波使用が可能

前述の通りデュアルSIMは一つの端末で2つのSIMカードを利用でき、2つの回線が利用できるので、

日本国内であっても異なるキャリアの使用が可能であったり、プランの異なる同キャリアのSIMカードを使用する事が出来るので、とても便利です。

そしてeSIMについても、海外旅行先でのキャリア設定など、状況に応じてユーザー側で切り替えが可能になっているので、

とても便利です。

事実1枚のSIMカードだけでは賄えない機能を利用可能にしている所が、デュアルSIMの大きな利点と言えます。

 

現状、日本の三大キャリアはeSIMに消極的

デュアルSIMは以上のように利便性を大変高めるものであり、iPhoneのグローバル性を拡張させているシステムです。

eSIMについてもその機能により、電波回線において柔軟性の高さを提供しております。

しかし、残念ながら日本国内においてはまだeSIMの普及に着手しているキャリアはなく、

国内においてはeSIMサービスにおいては利用が出来ません。

 

ここにはキャリア側の立場というものを考慮する必要があります。なぜかというと、

手軽にキャリア情報を設定できる反面、固定ユーザーの獲得が難しくなる為です。

現状、技術的には可能ではあるのですが、以上の理由などから日本国内においてはまだeSIMの普及は実現できておらず、利用が出来ないのは残念ですね・・・

 

一方海外では、eSIMサービスが各国提供されており、ユーザー側の柔軟性・利便性が高まっています。

もちろんビジネスとして、オリジナルの付加価値を付けた自社回線提供は尊重すべきところではありますが、

エンドユーザー側としては、なるべく柔軟に愛用のiPhoneを使っていきたいと思うのが自然なのではないでしょうか。

 

以上、iPhoneのデュアルSIMシステムについてのご説明でした。

今後iPhoneXS XRに搭載されたeSIMが本格稼働できる土壌が整えば、ますますiPhoneの利便性が向上すると考えられますので、

今後に期待したいところではあります。

 

以上、スマホスピタル厚木ガーデンシティ店でした。

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