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スマホが起動しない原因と対処法は?データの取り出しや機種変更について | スマホスピタル


「スマホが起動しない!」「突然スマホの画面が真っ暗になった!」とお困りではありませんか?

もはや生活必需品ともいえるiPhoneやAndroidスマホ。いざ起動しなくなるとどうして良いか分からない方も多いと思います。

そこで今回は「スマホが起動しない原因と対処法」をはじめ、データの取り出し・機種変更、修理費用についてご紹介していきたいと思います!

スマホが起動しない原因は?


スマホが起動しない主な原因は、次のとおりです。

  • バッテリー劣化
  • 充電口の故障
  • 水没による故障
  • 衝撃による故障
  • システムの不具合

バッテリー劣化

1つ目に考えられる原因は、バッテリー劣化です。

スマホに内蔵されているバッテリーのその殆どがリチウムイオン電池であり、使用期間や使用頻度に応じて経年劣化を起こします。

バッテリー劣化の症状としては充電持ちの悪化にはじまり、急激なバッテリー残量の低下、充電不良、最終的にはバッテリーとしての機能を完全に失い、電源が入らないという状態に陥ります。

バッテリーの寿命は一般的には2〜3年と言われており、充電回数に換算すると500〜1,000回。また昨今のスマホはバッテリー状態を示す「バッテリー最大容量」が確認できますが、この最大容量が80%未満である場合はバッテリー交換のサインとなります。

充電口の故障

2つ目に考えられる原因は、充電口(ドックコネクター)の故障です。

充電ケーブルを接続した際に画面が点灯したり、振動するのが正常な状態です。こういった接続を示す動作が無い場合は、スマホが充電ケーブルを認識していない状態にあり、充電口の故障などが原因に考えられます。

充電口の修理に関しては、ゴミの混入など接触不良が原因であれば内部クリーニングで済みますが、パーツの腐食や破損が原因である場合は交換修理が必要になります。

水没による故障

3つ目に考えられる原因は、水没による故障です。

水没したスマホは時間差で症状が現れることが通例で「急に画面が真っ暗になった」「急に起動しなくなった」という方は水没の可能性が考えられます。

「水没させた覚えが無い」という方も中にはいらっしゃるかと思いますが、雨による水濡れ、浴槽の湿気、寒暖差による結露などでも水没することがあります。特に画面の割れたスマホを使い続けている場合はそのリスクが高く、カメラ内部に水滴が見られるような場合は高確率で水没しています。

なお、水没したスマホの充電は禁物です。基板ショートによる重篤な故障、火災といった二次被害にも繋がる恐れがあります。過去に水没させた記憶のある方を含め、速やかにスマホ修理店にて点検を依頼することをおすすめします。

衝撃による故障

4つ目に考えられる原因は、衝撃による故障です。

スマホを落とす、ぶつける、ポケットに入れたまま座って変形させる等、強い衝撃によって内部パーツやバッテリーにダメージが入ることがあります。

精密機器のスマホはパーツも非常に小型化されているゆえに壊れやすく、本体フレームが多少歪んだだけでも電源ボタンが使えなくなることもあります。

システムの不具合

5つ目に考えられる原因は、OSやシステムの不具合です。

システムの不具合による症状としては、電源は入るものの「ロゴが繰り返されて一向に起動しない」といった再起動ループ(通称:ロゴループやリンゴループ)の症状が代表例です。

詳細は省きますが、主な原因はシステムファイルの破損にあり、OSアップデートの失敗などでこの状態に陥ることがあります。とはいえ、稀にハードウェアの故障でも同様の症状が現れることもあるため、まずは原因の特定が重要になります。

スマホが起動しない時の対処法は?


スマホが起動しない時の対処法は、次のとおりです。

  • 純正品の充電器で充電する
  • 強制再起動を試す
  • セーフモードを試す
  • SIMカードスロットを挿し直す
  • 初期化してみる

純正品の充電器で充電する

充電を試す際は必ず、純正品の充電ケーブル・充電アダプターを使用してください。

安価な社外製の充電器をご利用の方も多いかと思いますが、使用中のスマホと互換性がない製品も中にはあります。また、こういった製品の中には急速充電に対応していない物もあり、充電速度が非常に遅いゆえに、充電不良を起こしているように錯覚している可能性も考えられます。

これらを踏まえた上で、最低1時間は充電を試してみてください。ただし、前述のとおり、水没スマホに関しては充電はせず、速やかにスマホ修理店に持ち込みましょう。

強制再起動を試す

一時的な不具合で画面が真っ暗になっている場合、強制再起動で症状が改善する可能性もあります。

iPhoneの場合は、「音量を上げるボタン」を押して放す。「音量を下げるボタン」を押して放す。「電源ボタン」をAppleロゴが表示されるまで約10秒ほど長押しします。(iPhone 8以降の場合)

Androidについてはモデル毎に異なりますが、電源ボタンと音量ボタンの同時長押しで強制再起動ができる傾向にあります。

関連記事:Androidスマホの強制終了は機種ごとに違っていますがカンタンにお教えしちゃいます♪

セーフモードを試す

セーフモードを使用すると、不具合の原因がインストールしたアプリかどうか判断することができます。

セーフモードとは、OSの起動に必要なシステムだけを起動するモードです。一時的な不具合の原因を探るために利用するテストモードといったイメージになります。インストールしたアプリ等が表示されないため、一見初期化したようにも見えますがデータは消えないので安心してください。

iPhoneの場合は電源を一度切り、「電源ボタン」と「音量を上げるボタン」を押しながら起動。Appleロゴが表示されたら「電源ボタン」を放し、「音量を上げるボタン」のみを押し続けます。 ホーム画面が表示された後「音量を上げるボタン」を離すと、セーフモードが起動します。

Androidの場合はモデル毎に異なりますが、一般的に電源ボタンの長押しで「電源オフ」または「再起動」をタップ。「再起動してセーフモード」などのオプションが表示される場合、それをタップします。デバイスが再起動すると、セーフモードが有効になります。

関連記事:【2024年最新版】スマホのセーフモード解除方法を一からわかりやすく解説!

SIMカードスロットを挿し直す

ロゴループで起動できない場合、SIMカードスロットの挿し直しで症状が改善する場合があります。

SIMカードには契約者の国有IDと電話番号が記録されており、スマホ起動時にSIMカードの情報が読み込まれます。SIMカードが接触不良を起こすとこれらデータの読み取りに失敗し、ロゴループに発展するケースがあります。

付属のSIMピンを使用してカードスロットを引き抜いた後、軽く清掃してください。再度、カードスロットをスマホに挿し込み、正常に起動できるか確認してみましょう。

初期化してみる

ロゴループが一向に改善しない場合、最終手段として初期化という選択肢もあります。

システム破損によるロゴループの場合は端末をリセット(工場出荷状態に戻す)することで症状が改善する可能性もあります。ただし、写真や動画、各種アプリといった個人データも削除されることから、過去にバックアップを取っていない方には非推奨です。

バックアップデータが無い方は初期化せずに、スマホ修理店にて点検依頼をしましょう。ロゴループの原因はソフトウェア不具合に限らず、本体故障でも発生することがあるため、スマホ修理店での点検は一石二鳥です。

起動しないスマホからデータの取り出しはできる?


結論から言うと、スマホ内に保存されているデータを任意に取り出すことはできません。

スマホはセキュリティ面を考慮した設計となっており、外部からスマホ内のデータにアクセスするためには必ず端末操作が必要になります。したがって、起動しないスマホからデータを取り出すためには、スマホを修理し、端末操作を行える状態にする必要があります。

ただし、Androidデバイスに関してはSDカード内に保存されているデータは容易にデータ移行が可能です。とはいえ、連絡先やゲームアプリのセーブデータといった重要なデータはスマホ内に保存されてあるため、基本的には修理が必要なケースが多いと言えるでしょう。

スマホが起動しない場合の機種変更は?


前述のとおり、起動しないスマホからのデータ移行は不可能なため、機種変更する場合は完全に新しいスマホとして機種変更することになります。

当然ながら、旧端末に保存されていたデータは一切引き継がれないため、LINEのアカウントを作り直したり、改めて知り合いと連絡先を交換すると等々、かなりの手間が掛かります。

ゆえに機種変更を行う前に修理が可能かどうか、まずはスマホ修理店で確認してもらうことを強くおすすめいたします。

電源が入らないスマホの修理費用は?


電源が入らないスマホの修理費用ですが、iPhone・Android・機種・シリーズ・修理内容によって金額が異なるため、一概にいくらと言い切ることができません。とはいえ、修理店選びにおいて修理料金は大きな判断基準になるかと思います。

そこで、ここでは「バッテリー交換」を対象に、iPhone・Xperia・AQUOS・Galaxy・Google Pixelの修理料金と作業時間を一覧形式にまとめてみました。

修理料金&作業時間の一覧表

モデル メーカー(正規店)
修理料金
メーカー(正規店)
作業時間
スマホスピタル
修理料金
iPhone (Apple) 11,200円~ 7~10日間 1,580円〜
Xperia (Sony) 10,450円~ 7~14日間 4,700円〜
AQUOS (SHARP) 10,000円~ 7~10日間 8,300円〜
Galaxy (Samsung) ~12,000円 60分~ 4,400円〜
Google Pixel (Google) 14,080円~ 60分~ 8,700円〜

※税込価格 /「バッテリー交換」に関する保証および補償プラン適用外の目安金額
※参照元:iPhone / Xperia / AQUOS / Galaxy / Google Pixel / スマホスピタル 新宿アルタ店(2024年9月時点)

各スマホのバッテリー交換費用は、各メーカー共に概ね10,000円〜が目安金額となっています。

またメーカー修理に関しては、各社ともに有料の保証プランが提供されており、こちらに加入済みの方は条件次第では修理費用が割引されるケースがあります。例えば、iPhoneは「AppleCare+加入&バッテリー最大容量が80%未満」という2つの条件を満たしていると無償交換が可能です。

ただし、メーカー修理にもデメリットがあり、修理期間を要する点、修理時に本体初期化が求められるため個人データが消えてしまう点の2つです。メーカーならではの安心感は唯一無二ですが、この2点があることを念頭に置いておきましょう。

各メーカーの保証プランに未加入の方、最短即日の修理をご希望の方、個人データを失いたくない方は、ぜひスマホスピタルでの修理をご検討ください。


iPhone修理料金ページへ

電源が入らないスマホの修理事例

「スマホが起動しない」にも、様々な症状や原因があります。

そこで、ここではその一例として、スマホスピタルでの「電源が入らないスマホ」の修理事例を紹介していきたいと思います。

  • 事例1:急に電源が入らなくなったGoogle Pixel 3
  • 事例2:充電できなくなったXperia XZ1
  • 事例3:起動しない&ロゴループを起こすiPhone 12

事例1:急に電源が入らなくなったGoogle Pixel 3


こちらは起動しなくなった「Google Pixel 3」の修理事例です。

お客様いわく、突然の症状だったようで原因は分からず。本体を分解して原因特定に臨みます。起動不良の主な原因はバッテリー・充電口・基板の3点。早速、新品バッテリーにしてみたところ、起動に成功。分解した本体を元に戻し、お客様に返却。作業時間としては約90分でした。

「急に電源が入らなくなったGoogle Pixel 3」の詳細はこちら

事例2:充電できなくなったXperia XZ1


こちらは充電できなくなった「Xperia XZ1」の修理事例です。

充電口が故障すると充電不能になるため、起動しなくなるまで時間の問題。幸いにもこの時は電源が切れる前にお持ち込みいただいたため、点検作業も円滑に進みました。点検の結果、原因は充電口の腐食と判明。新品の充電口に交換したところ、正常に充電ができるようになりました。

「充電できなくなったXperia XZ1」の詳細はこちら

事例3:起動しない&ロゴループを起こすiPhone 12


こちらは起動不良&ロゴループを起こす「iPhone 12」の修理事例です。

お客様に確認したところ、端末を落としてから電源が入らない。充電ケーブルを接続すると起動するが、ロゴループを起こしてホーム画面に到達しないとのこと。

症状からバッテリーまたは基板故障と推察し、本体を分解して内部を確認。バッテリーにシワが寄っており、何かしらの異常が発生していることが分かりました。早速、新品バッテリーに交換したところ、無事に起動するようになりました。

「起動しない&ロゴループを起こすiPhone 12」の詳細はこちら

スマホが起動しない時は『スマホスピタル』にご相談ください!



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スマホスピタルは150万台以上の修理実績を持つ修理業者です。総務省登録修理業者の認可を受けるなど、修理技術・パーツの品質管理などに基準を設けたうえで、多数の修理実績がございますので、安心して修理をお任せください。
※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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