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iPhoneの充電が遅いのはなぜ?|原因・対処法を徹底解説! | スマホスピタル
iPhoneを使用していると充電完了までの時間が遅いと感じることがあるでしょう。
これには、さまざまな原因がありますが、iPhoneの充電速度を改善したいなら対策が必要です。
この記事では、iPhoneの充電が遅くなる原因と詳しい対処法を中心に、充電の遅さにまつわる知識を徹底解説していきます。
1.iPhoneの充電が遅い7つの原因
iPhoneの充電が遅いのは、主に7つの原因が考えられます。何が原因かを探っていきましょう。
1-1.USB接続でiPhoneを充電している
パソコンからUSB接続で充電している場合、コンセントでの充電よりも遅くなります。
その理由は、USBはiPhone付属の充電アダプタよりも電流が弱いためです。
パソコンのUSBポートには「USB2.0」を使用しているものが多く、電流で表すと500㎃となります。
充電アダプタの場合は1Aなので半分しかない計算です。最近は「USB3.0」を搭載しているパソコンもありますが、
それでも1Aには届かないので充電アダプタと比べて遅くなってしまうでしょう。
1-2.使っている充電機器の出力が低い
使用している充電アダプタの出力が弱い場合も充電速度は遅くなります。特に安価製品は対応出力の低いものが多いため、充電速度が遅くなるでしょう。
純正品の出力は1Aですが、他社製品では更に高い出力の充電アダプタもあります。純正品でも遅く感じるようであれば、他の製品を試してみてもよいでしょう。
1-3.充電中に負荷のかかるアプリが起動している
複数のアプリや負荷のかかるアプリを起動したままの充電は、アプリの起動を優先するため電力を多く消費します。例えば、ゲームや動画系のアプリが挙げられます。
いくら充電しても電力を消費してしまうため、遅さを感じてしまう原因になるのです。また、端末が熱を帯び、内部が劣化する原因にもなるので充電時のアプリ使用は避けたほうが良いでしょう。
1-4.極端に高い・低い温度下で充電している
充電する環境が、極端な寒さや暑さである場合は正常な充電がされない可能性があります。
特に暑すぎる部屋で充電すると、その暑さでバッテリーが膨らみ故障することもあります。寒すぎする部屋では、極端に熱がないために全く溜まらないこともあります。
1-5.iPhoneがウイルスに感染している
iPhoneの動作が正常ではなかったり、操作していないのに勝手に動くなどは、ウイルス感染の疑いがあります。ウイルス感染は、内部情報が盗まれたり悪用されることもあるので危険です。
ただしiPhoneに搭載するiOSはiPhoneがウイルス感染することは珍しいとされているほど、セキュリティ面が強固です。アプリ審査も厳しいためウイルス感染のリスクは低いといえます。
しかし全く感染しないわけではないので、怪しいサイトは開かないといった対策は必要です。
1-6.iPhoneのバッテリーが劣化している
iPhoneに限らず、長く使用し続けていればバッテリーは劣化します。
劣化の主な症状としては、電池残量があっても突然切れたり電池の減りが早くなります。
Appleの公式サイトによればバッテリーの想定利用期間は約3年とされていますが、500回程度の充電が寿命の目安ともされているため、
使い方次第では寿命を早めたりする可能性はあります。
1-7.iPhone本体が故障している
iPhone本体が故障していれば、充電は遅くなるでしょう。故障にはさまざまな原因がありますが、たとえば水没させてしまった場合、
防水仕様であっても内部に水が入れば基板が腐食し故障します。
故障している状態ではいくら充電し続けても意味がありません。修理に出したり、修理も難しい場合は買い替えとなるでしょう。
2.iPhoneの充電速度を改善する6つの対処法
充電が遅い原因に対する6つの対処法を紹介します。いずれかの方法をぜひ試してみましょう。
2-1.iPhoneの充電時間を長くする
充電が遅くてもバッテリーが増えている状態ならば、充電時間を長く続けましょう。USB接続の場合でも時間をかければ充電はできます。
2-2.充電をコンセントに差し替える
USB接続をしていて遅いと感じるのであれば、コンセント充電に切り替えましょう。
USBよりもコンセント充電のほうが電力が強いため、多少早くなる可能性があります。
2-3.負荷のかかるアプリは切る
負荷がかかりやすいアプリは切っておきましょう。その際、低電力モードでの充電や機内モードにしておくと、消費電力が抑えられます。
低電力モードの設定は、【設定】から【バッテリー】を開き、【低電力モード】をオンにします。iOS 11以降のiPhoneはコントロールセンターから設定できます。
ただし、低電力モードに設定すると、アプリの更新やメールの自動取得回数が減るといった一部機能が制限されます。
機内モードも電波を飛ばさない設定なので送受信ができなくなり、メールやLINEは届きません。ただし、緊急時の連絡も取れないため、なるべく機内モードは避けたほうがよいでしょう。
2-4.高速充電できる機器を使う
Appleの純正の充電器を使用することで、iPhone 8以降を約30分で最大50%まで高速充電できます。
そのときに使用するものは、次の通りです。
- USB-C Lightningケーブル
- 18W、20W、29W、30W、61W、87W、96WのいずれかのApple製USB-Cの電源アダプタ
- USB Power Delivery(USB-PD)に対応する互換性ある他社製USB-C電源アダプタ
ただし、iPhoneは純正品を使用しなければ安定した充電がされない可能性があり、高速充電できる製品を購入しても使用できないことも考えられます。
2-5.iPhoneが許容している温度下で充電する
暑すぎても寒すぎても充電は難しくなりますが、iPhoneが許容している温度は0~35度とされています。たとえば、
夏場の車中などはひどく高温になるのでとても危険な状態です。万一iPhoneが熱を帯びている状態ならば、
冷めるまでは涼しい場所に放置し、充電しないようにしましょう。熱い状態で充電するとバッテリーに負荷がかかります。
放置する涼しい場所は、ステンレスのようなひんやり素材の上が適しています。このとき、iPhoneのカバーがあるなら外しておくと熱を逃しやすくなります。
2-6.怪しいアプリは削除してアップデートする
ウイルス感染の疑いがある場合はインストール済みのアプリをチェックし、怪しいものは削除しましょう。
怪しいアプリの削除の手順は次の通りです。
- 怪しいアプリを削除
- 入れた覚えのないアプリや異常が生じてきたらダウンロードしたアプリを全削除
- 【設定】から【safari】に進み、【履歴とデータを消去】で削除
- 電源を切り再起動させる
- 手順4まで行っても解決しない場合、過去のバックアップからiPhoneを再起動
- すべてだめだった場合は、【設定】から【一般】、【リセット】に進み、【すべてのコンテンツと設定を消去】で工場出荷状態に戻す
前項でもお伝えしましたが、基本的にはiPhoneがウイルス感染することはほぼありません。それでも「脱獄」と呼ばれる方法でウイルス感染してしまうこともあります。
脱獄とは、iPhoneのプログラムを変え、Appleが許可していないアプリや機能を使えるようにする不正行為のことです。
脱獄をするとセキュリティ面が不安定となりウイルス感染しやすい状態となり、バッテリー消費が早くなったり、
故障してもAppleのサポートを受けられなくなるなど危険がありますので、ルールに沿った使い方をしましょう。
3.故障やバッテリーの劣化は専門業者で対応
iPhoneの故障やバッテリーの劣化は自分で直せるものではないため、専門業者に任せるのが一番です。そこで困ったときの頼りになる専門業者を紹介します。
3-1.加入中であればAppleCare+を利用する
iPhoneには、専用の端末補償「AppleCare+」というのがあり、サービス加入中であれば利用できます。
Apple製品は購入後1年間のハードウェア限定保証が付帯し、ユーザーの過失がない故障であれば修理、交換、返金などの対応をしてもらえます。
AppleCare+に加入しておけば、保証期間を延長できる上にさまざまなサポートも受けられるので、加入しておくと安心です。
たとえばバッテリーの容量が元々の80%を下回っている場合は、無償でバッテリー交換できます。
バッテリーの消耗具合は、【設定】から【バッテリー】を開き、バッテリーの状態をタップすると最大容量の数値を確認できます。
AppleCare+は基本的にiPhone購入時の同時購入で加入できますが、購入日から30日以内であれば加入できます。当初は一括購入かつ2年の保証期間でしたが、現在は解約するまで保証期間を延長できる月額プランも選択可能です。
3-2.急ぎの対処は最寄りの修理専門店を利用する
急を要する状態であれば、最寄りの修理専門店を利用しましょう。
さまざまな専門業者がありますが、なかでもおすすめなのはスマホスピタルです。
スマホスピタルは即日最短30分~で修理完了、またデータを消す事なくお返し、修理後の保証は最大6ヶ月おつけしておりますのでご安心いただけます。
修理料金は、基本料金作業料金の合計金額で決まりますが、事前見積もりの際に詳しい料金もお伝えいたします。
仮に追加費用がかかる場合でも、事前に説明もあるためお客様にとって安心できるでしょう。また、電話での申し込みは営業時間が決まっていますが、Web受付は24時間可能です。
4.iPhoneの充電が遅いときの注意点
iPhoneの充電が遅いときに気を付けるポイントを解説します。
4-1.周囲の電波状況による消費電力の増加
なかなかバッテリーが増えないときは、周囲の電波状況による消費電力の増加の可能性があります。
たとえば電波の弱い場所で充電すると、端末は接続の維持のために電波を受信しようと出力を上げます。その分、電力を多く消費してしまうのです。
電波が弱いというと思いつくのが山間部ですが、窓がない鉄筋コンクリートの部屋や地下なども挙げられます。
消費電力を増加させないためには、できるだけ障害物のない風通しのよい場所で接続するとよいでしょう。
4-2.規格外の急速充電によるiPhoneの故障
紹介した対処法にて、高速充電できる機器をつかうとよいとお伝えしました。供給電力を多くすることで充電時間を短縮するのに便利なものです。
しかし、知っておきたいのは規格があるということです。iPhoneの規格は以下の4つです。
- 5V/1A
- 5V/2.1A
- 5V/2.4A
- 9V/2A
「5V/1A」がiPhoneの基本規格で、急速充電できるのは「9V/2A」です。これら以外の規格のものをつかうと、供給電力を多くするために熱を帯びて発火や爆発の恐れがあります。
さらにバッテリーも劣化しやすいので規格外の使用は危険です。
iPhone 8以降の機種は急速充電にも対応している為20W以上のアダプターも発売されています。Apple公式かMFi認証マークがある製品を使用する事をオススメします。
4-3.自力での修理やバッテリー交換
修理やバッテリー交換は専門業者に任せるのが基本ですが、なかには自力で行う人もいるでしょう。
しかし自力での修理や交換は違法性はないものの、交換の際はあらゆる部品を取り外し、断線や基板を損傷させないように配慮しなければいけないので、知識がない人が行えば悪化する可能性があります。
また、自力で行って破損した場合はAppleの保証対象外となります。純正品以外の部品をつかったとなれば改造とみなされるためです。
仮に修理可能でも有償となりますし、本体の状態によっては修理を断られる可能性もあります。
実際、自力での交換で画面液晶のケーブルを断線させてしまった事例や、分解してみたら組み立てられなくなった事例もあるので、
リスクを考慮し、自信がない場合は、自力ではやらないようにしましょう。
4-4.完全放電はバッテリーの寿命低下
「バッテリーを使い切ってから充電」、「完全放電することでバッテリーの質を保てる」と以前はいわれていましたが、
0%になるまで使い切ることは逆にバッテリーの寿命を低下させます。リチウムイオン電池ではなかった頃は、
完全放電してから充電いたほうがバッテリーの劣化を遅めることができました。しかし現在はリチウムイオン電池なので劣化させてしまうのです。
完全放電するまでつかうのではなく、20~80%を維持しながらつかうのがバッテリーの劣化を早めない充電の仕方です。
充電が遅いと慌てないで正しい対処で充電しよう
充電してもなかなか残量が増えない場合、考えられるのは主に7つの原因があります。
たとえば充電器の出力の弱さ、バッテリー消費の多いアプリを起動したままの充電、バッテリーの劣化などがあります。
充電器が原因であれば出力の高い製品への買い替え、アプリが原因であればアプリを閉じ、
バッテリーの劣化が原因であればバッテリー交換というように、それぞれ対処法があります。
充電されるのが遅くても、焦らずまずは対処法を1つずつ試してみましょう。そして、正しい方法で充電し、iPhoneを大切に扱いましょう。
iPhoneやスマホの充電に関する故障・トラブルはお近くのスマホスピタルにご相談ください。
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