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iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法とバッテリー寿命について | スマホスピタル

iPhoneには便利な機能が様々備わっていますが、ほとんど使っていない機能が多いのも事実。そういった機能がバッテリー消費を早め、快適さを損なっている場合もあります。

また、iPhoneのバッテリーは経年劣化によって、徐々に最大駆動時間が減っていきます。バッテリーの最大容量を出来るだけ維持するためにも普段の使い方や設定は重要な要素です。

そこで今回はiPhoneのバッテリーを長持ちさせるための「バッテリー節約術18選」をご紹介していきたいと思います。

Contents

iPhoneのバッテリー寿命と確認方法

iPhoneのバッテリーとして使用されている「リチウムイオン電池」の寿命は3年が目安です。充電回数に換算すると300〜500サイクル(1サイクル=充電0→100%)と言われています。ただし、充電と放電を繰り返すスマホは3年経たずしてバッテリーが劣化することもあります。

現時点でiPhoneのバッテリー状態を確認する場合は、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で表示される「最大容量」を確認しましょう。一般的に最大容量が80%を下回っている場合はバッテリー劣化が進行しているサインであり、バッテリー交換あるいはスマホの買い替えを検討するタイミングと言えます。

関連記事:劣化したバッテリーを使い続けると危険?

iPhoneのバッテリー節約術18選

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法は以下のとおり。

  1. 低電力モードをオン
  2. 画面の明るさの自動調整機能をオフ
  3. 自動ロック時間を早める
  4. 手前に傾けてスリープ解除機能をオフ
  5. ダークモードを使用する
  6. 視差効果を減らす
  7. 動く壁紙を使用しない
  8. ウィジェットを使用しない
  9. 通知をオフ
  10. Siriをオフ
  11. スクリーンタイムをオフ
  12. フィットネストラッキングをオフ
  13. Appのバックグラウンド更新をオフ
  14. App Storeの自動ダウンロードをオフ
  15. Wi-Fi・Bluetooth・AirDropをオフ
  16. 位置情報サービスの設定変更
  17. 充電中の操作を控える
  18. バッテリーは0%にも100%にもしない

内容としてはiPhoneの節電機能を使ったもの、設定変更による電池消費の抑制、iPhoneの使い方による節電方法など様々です。

基本的に利便性とバッテリー消費はトレードオフの関係にあります。ご自身のiPhoneの使い方を考えながら、必要な節約術を試してみてください。

①低電力モードをオン

一番簡単かつ最も効果が期待できるのが、iPhoneを「低電力モード」に切り替えることです。

バッテリー残量が20%を下回ると「バッテリー残量が少なくなっています」と通知される機能ですが、設定から任意で低電力モードに切り替えることもできます。ただし、以下の機能が自動的に停止・制限されます。

  • 自動ロック時間が最短の30秒
  • ディスプレイの明るさ
  • 一部ビジュアルエフェクト
  • iCloud写真との連携
  • 自動ダウンロード
  • メールの取得
  • Appのバックグラウンド更新
  • iPhone 12モデルの5G無効化(ビデオストリーミング以外)
  • ProMotionディスプレイのリフレッシュレートを制限(最大60Hz)

「低電力モード」の設定方法

「設定」>「バッテリー」>「低電力モード:オン」

②画面の明るさの自動調整機能をオフ

iPhoneには画面の明るさや色合いを環境に合わせて自動的に調整する「True Tone」という機能が備わっています。周囲の光量を測るセンサーが動き続ける点から、こちらの機能をオフにすることでバッテリーの節約が期待できます。

また「True Tone」をオフにすることで任意の明るさに調整することができます。自宅では明度を可能な限り落とすといった工夫をすることもバッテリー節約に繋がります。

「True Tone」の設定方法

「設定」>「画面表示と明るさ」>「True Tone:オフ」

③自動ロック時間を早める

iPhoneのつけっぱなし防止をはじめ、ディスプレイ表示時間を減らす際に「自動ロック」時間を見直すことが有効です。

自動ロックは30秒〜5分、あるいはなしの設定が可能です。最短の30秒が理想ではありますが、少し目を離している間にロックしてしまうなど操作性も落ちるため、色々試しながらちょうど良い設定を探りましょう。

「自動ロック」の設定方法

「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック:30秒~5分/なし」

④手前に傾けてスリープ解除機能をオフ

「手前に傾けてスリープ解除」は、iPhoneを持ち上げた際に自動的に画面をオンにする機能です。

ただ便利な反面、iPhoneの傾きを感知するジャイロ機能が常時稼働するようになります。また意図せず画面がオンになることもしばしばあり、頻繁に画面のオンオフを繰り返すことは電池消費を加速させる一因となります。不要であれば機能をオフにしましょう。

「手前に傾けてスリープ解除機能」の設定方法

「設定」>「画面表示と明るさ」>「手前に傾けてスリープ解除:オフ」

⑤ダークモードを使用する

iPhoneのUIデザインを黒基調に変更する「ダークモード」ですが、アメリカの大学の研究※によると3〜9%のバッテリー節約効果があるとされています。

体感できるほどの節電には繋がらないものの、ダークモードはブルーライトが少なく眼精疲労を軽減するとことから、節電以外のメリットもあります。

※参考:Purdue University News

「ダークモード」の設定方法

「設定」>「画面表示と明るさ」>「外観モード:ダーク」

⑥視差効果を減らす

「視差効果」はiPhoneの傾きに合わせて、壁紙やアイコンを動かす機能です。

奥行きのある画面を演出するための機能ですが、iPhoneの傾きをジャイロ機能が常に計算し続け、壁紙・アイコンを動かすようになるため電池消費も増加します。操作性や利便性に影響しないことから、優先的に設定を見直すべき部分です。

「視差効果」の設定方法

「設定」>「アクセシビリティ」>「動作」>「視差効果を減らす:オン」

⑦動く壁紙を使用しない

「Live Photos壁紙」や「ダイナミック壁紙」は常に動き続けることから電池消費が加速します。こちらも操作性や利便性に影響しない点となりますので、静止画の壁紙に切り替えることをおすすめします。

※iOS 16で動く壁紙はiPhoneでは利用できなくなりました。

「壁紙」の設定方法

「設定」>「壁紙」

⑧ウィジェットを使用しない

「ウィジェット」はiPhoneのロック画面やホーム画面に、カレンダー・時計・天気・リマインダーといったアプリを任意に表示させる機能です。

ウィジェットはリアルタイムで情報更新を行うため通信が頻繁に行われます。また時計をはじめとする動きのあるウィジェットはCPUの処理も増え、その分電池消費も加速します。ただし利便性も高いことから、ご自身の利用スタイルに合わせて考えてみると良いでしょう。

「ウィジェット」の削除方法

  1. 削除したいウィジェットを長押し
  2. 「ウィジェットを削除」をタップ
  3. 確認メッセージの「削除」をタップ

⑨通知をオフ

「通知」は文字通り、メールやLINEなどの受信した際に画面がオンになり、受信を通知する機能です。通知設定はアプリ毎に行うことが可能ですので、重要なアプリのみ通知設定をオンにしましょう。

「通知」の設定方法

「設定」>「通知」>「通知スタイル:任意のアプリを選択」>「通知を許可:オフ」

⑩Siriをオフ

「Siri」は皆さんもご存知の通り、iPhoneのパーソナルアシスト機能です。普段全く使わない人も多く、なおかつ“Hey Siri”を聞き取るために常時起動するため、不要な場合はオフにしましょう。

ただし、タッチパネルが故障した際などにSiriは有用です。聞き取り機能だけをオフにし、万が一に備えてサイドボタンでSiriは使えるようにしておくことをおすすめします。

「Siri」の設定方法

「設定」>「Siriと検索」>「“Hey Siri”を聞き取る:オフ」

⑪スクリーンタイムをオフ

「スクリーンタイム」は、アプリ毎の使用時間などを集計・管理・制限するための機能です。

自分のスマホの利用スタイルを数値化することができる便利な機能ですが、バックグラウンドでスマホ操作をトラッキングするようになることから電池消費が増えます。特に興味の無い方は機能をオフにしても支障はないでしょう。

「スクリーンタイム」の設定方法

「設定」>「スクリーンタイム」>「スクリーンタイムをオフにする」

⑫フィットネストラッキングをオフ

「フィットネストラッキング」は身体の動きや歩行、歩数、上った階数などをトラッキングする機能です。

FitbitやXiaomiバンドといったウェアラブル専用のアプリ、ダイエット/トレーニング/フィットネスアプリなどがフィットネストラッキングデータと連携していますが、こういったアプリを使用していない場合は機能をオフにしても問題ないでしょう。

「フィットネストラッキング」の設定方法

「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「モーションとフィットネス」>「フィットネストラッキング:オフ」

⑬Appのバックグラウンド更新をオフ

「Appのバックグラウンド更新」は、未使用中(非アクティブ)のアプリをバックグラウンドで自動的にアップデートする機能です。

設定次第ではモバイルデータ通信時でも機能することから、意図しないタイミングでアップデートが実行された場合は電池消費が増えるだけでなく、通信量もかさみます。

ただしセキュリティ観点からアプリは最新バージョンを維持することが理想です。特定のアプリのみバックグラウンド更新を許可することもできますので、この際に設定を見直してみましょう。

「Appのバックグラウンド更新」の設定方法

「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新:オフ」

⑭App Storeの自動ダウンロードをオフ

「App Store」の設定項目には自動ダウンロードに関する各種設定がありますが、特に「アプリ内コンテンツ」の自動ダウンロードをオフにすることで、意図しないタイミングでの大容量ダウンロードを防止することができます。

「App Storeの自動ダウンロード」の設定方法

「設定」>「App Store」>「自動ダウンロード:3項目のうち不要なものをオフ」

⑮Wi-Fi・Bluetooth・AirDropをオフ

Wi-Fi・Bluetooth・AirDropは、それぞれ機能がオンになっているとバックグラウンドでアクセスポイントを検索し続けます。それぞれ使わないものは機能オフにすることで通信量が減り、電池消費も抑えることができます。

「Wi-Fi・Bluetooth・AirDrop」の設定方法

  1. 「設定」>「Wi-Fi」>「Wi-Fi:オフ」
  2. 「設定」>「Bluetooth」>「Bluetooth:オフ」
  3. 「設定」>「一般」>「AirDrop:受信しない」

⑯位置情報サービスの設定変更

「位置情報サービス」はGPS等から現在位置を取得し、様々なアプリとデータ連携を行っています。通信量が多いことから電池消費も激しく、優先的に設定を見直したい部分です。

位置情報サービスはアプリ毎に細かく設定できますので、重要度の低いアプリは機能をオフにしておきましょう。

「位置情報サービス」の設定方法

「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」

⑰充電中の操作を控える

バッテリー寿命を考慮すると、iPhoneを充電しながらの操作はあまり推奨できません。

充電中の操作自体に大きな影響はありませんが、リチウムイオン電池が45度を超える状態で長時間使用するとバッテリー劣化が加速してしまいます。特にゲームアプリなど高負荷のものは本体温度も上昇しやすく、充電中の使用は控えましょう。

⑱バッテリーは0%にも100%にもしない

バッテリー寿命を伸ばす上で、充電の残量は20%〜80%に維持することが理想です。

バッテリーを使い切ったまま放置すると「過放電」、フル充電したまま放置する「過充電」と呼ばれる状態になります。いずれもバッテリー劣化を加速させる要因となります。

iPhoneのバッテリー交換費用

iPhoneのバッテリー劣化が進んでいたり、異常な充電消費を感じる場合はバッテリーの交換も視野に入れましょう。バッテリーの交換方法としては主にApple Storeへ依頼、あるいはスマホ修理店への依頼となります。

Apple Storeに関しては、製品保証またはApple Care+に加入している場合は無償で交換可能。保証外の場合は11,200円(税込)〜15,800円(税込)(2023年10月時点・機種やモデルにより料金は異なります。)が交換費用となっています。一方でスマホ修理店は相場的に2,000円〜13,000円とApple Storeよりも割安となっています。

関連記事:iPhoneのバッテリー交換料金はいくら?交換するタイミングや依頼先も解説!

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※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値

データは基本的にそのまま、修理に関しても最短即日で修理が可能です。ご予約不要で飛び込みのご来店でも無料相談・お見積りを承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

即日iPhone修理のスマホスピタルへ_店舗一覧

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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