スマホの液晶漏れが起きたらどうする？対処方法を解説！ | スマホスピタル

スマホの液晶漏れが起きてしまい、放置して良いものか迷っている、という方は多いのではないでしょうか。結論、スマホの液晶漏れを放置するのは大変危険です。すぐにスマホを修理に出すか、買い替えることをおすすめします。

本記事ではスマホの液晶漏れがなぜ危険か、について解説します。また、液晶漏れが起きた場合の対処方法についてもまとめました。

本記事を読むことでスマホの液晶漏れが起きた場合に、どうすれば良いかが分かります。液晶漏れに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

スマホの液晶漏れとは？

スマホの液晶漏れとは、液晶パネルが破損し水分がスマホ内に漏れてしまうことを言います。液晶には少量の水分が含まれており、割れたり衝撃が加わったりすると、水分が広がってしまうことがあるのです。

液晶漏れが起こると、スマホ画面に黒いシミのようなものができることが多いです。他には、画面に線が入ったり紫色に変色したりする場合もあります。

液晶漏れを放置していると、画面が徐々に見にくくなってしまいます。また、液晶漏れが起きている場合、スマホの他のパーツにも被害が及んでいる可能性が大いにあります。そのため、液晶漏れは放置することなく速やかに対処することが大切です。

画面割れとの違い

画面割れはスマホを落とすなどして表面のガラスが割れることを言います。

スマホ画面は表面から「ガラス」「タッチセンサー」「液晶」「バックライト」という順番になっています。そのため、画面割れよりも液晶漏れの方が重症であると言えるでしょう。また、液晶割れが起きている場合、液晶の上にあるガラスやタッチセンターにもダメージが入っている可能性は高いです。

とはいえ、画面割れも放置して良いわけではありません。画面割れはガラスの破片で指を怪我する可能性がありますし、割れた部分から水やゴミが侵入してスマホが壊れることもあるためです。液晶割れも画面割れも「すぐに修理すべき」ということは共通しています。

スマホが液晶漏れするよくある原因

スマホが液晶漏れするよくある原因として、次の3つが挙げられます。

• スマホを落とす
• 画面に圧力がかかる
• バッテリーの膨張

スマホの液晶はこれらによって簡単に破損してしまうことがあります。1つ1つの原因と対処方法について詳しくみていきましょう。

スマホを落とす

スマホを落とした結果、液晶漏れが起きることは良くあります。また、液晶だけでなく、ガラスやタッチセンサー、背面のカメラなどにもダメージが入ることがあります。スマホを立って使う際は、落とさないように十分に気をつけなくてはいけません。

スマホを落とさないようにするには、市販のバンカーリングやストラップなどを活用すると良いでしょう。また、保護フィルムを貼ったり、ケースに入れたりすれば、絶対ではないものの液晶漏れを防げる可能性があります。

スマホを落として何か不具合が出てきた場合、被害を拡大させないためにも、速やかに修理に出すことをおすすめします。

画面に圧力がかかる

スマホを落とさなくても画面に圧力がかかることで、液晶漏れが発生するケースはあります。特にスマホをズボンの後ろポケットに入れている方は要注意です。立ったり座ったりする際は、画面に大きな圧力がかかる可能性があります。

また、スマホをかばんに入れている場合も、かばんに入れた他の硬い物によって、画面に被害が及ぶことはあります。

対処法としてはやはり、スマホに保護フィルムを貼ったりケースに入れたりすることです。また、スマホは後ろポケットに入れたりぎゅうぎゅう詰めになっているかばんに入れたりはしないことをおすすめします。

バッテリーの膨張

スマホのバッテリーが膨張した結果、液晶漏れが起こる可能性があります。バッテリーが膨張すると、ガラスパネルと液晶パネルが離れてしまい、液晶漏れの原因になります。

バッテリーは劣化すると膨張することがあります。中のリチウムイオン電池は劣化によってガスを発生させることがあり、それによってバッテリーが膨らむのです。

バッテリーが膨張しているのは、かなりバッテリーが劣化しているサインであり、液晶漏れの有無に関わらずすぐに対処しなければいけないことです。場合によっては、スマホが発火したり電源が入らなくなったりすることもあります。

スマホのバッテリーはメーカーや修理業者で交換することが可能です。バッテリーが劣化してきたら、膨張する前に交換することをおすすめします。

スマホの液晶漏れは放置しない方が良い

スマホの液晶漏れは放置すべきではありません。放置することで、状態がさらに悪化する可能性があるためです。具体的には、次の3つが起こることがあります。

• 液晶漏れが徐々に広がる
• スマホの動作が不安定になる
• スマホが完全に使えなくなる

これら3つが起こると、スマホを正常に使うのが難しくなってしまいます。また、スマホからデータを取り出すこともできなくなる恐れがあります。こういった状況になる前に、スマホを修理に出すことが大切です。

液晶漏れを放置した際に起こることについて、1つずつ詳しく解説していきます。

液晶漏れが徐々に広がる

スマホの液晶漏れは放置しても直ることはほぼなく、むしろ範囲が広がることが多いです。液晶漏れが広がると、やがて完全に見えなくなってしまうことも。そうなると、バックアップも取りにくくなってしまうので、やはり早めに対処することが大切です。

スマホの動作が不安定になる

スマホの液晶漏れによってスマホの動作が不安定になることがあります。なぜなら、液晶漏れが起きると大抵は、液晶の上にあるタッチセンサーも破損しているためです。

タッチセンサーが破損すると、誤作動が起こることがあります。勝手に電話をかけたりメールを送信したりして、トラブルになる可能性もあります。

また、誤作動の結果、パスワードを連続で間違え続け、スマホにロックがかかってしまうこともあります。ロックがかかると、初期化しないといけなくなる恐れもあります。

このように、スマホの誤作動は非常に怖いものですので、稀にしか発生しないとしても、放置せずに対処することが大切です。

バックライトが破損する

スマホの液晶漏れが起きている場合、液晶の下のバックライトも破損している可能性があります。バックライトは液晶の明るさを調整するパーツです。バックアップが破損すると、画面が暗くなりほぼ見えない状態になってしまう可能性があります。

スマホが完全に使えなくなる

スマホの液晶漏れを放置すると、完全に使えなくなる可能性もゼロではありません。画面の割れた部分から水が入れば、基板まで故障してしまうことがあります。

基板が故障すると、電源が入らなかったり操作が一切効かなくなったり、致命的な症状が発生する恐れがあります。こうなる前にスマホの液晶漏れには対処しなくてはいけません。

スマホの液晶漏れを自分で修理するのはおすすめしない

ここまで解説した通り、液晶漏れはすぐに修理することをおすすめします。ただし、スマホを自分で修理しようとするのはおすすめできません。

確かに、ネットで調べると液晶パネルや画面の修理方法に関する情報は出てきます。ただ、それらを真似して修理しようとして失敗すると、故障箇所を増やしてしまう恐れがあります。そうなると、修理費用が高くなってしまうでしょう。

また、スマホに自分で手を加えると、メーカーなどの保証が無効になってしまいます。スマホの修理は、専門家に依頼することをおすすめします。

スマホの液晶漏れを修理する方法

スマホ修理は専門家に依頼した方が良いと解説しましたが、「どこに依頼すれば良いか分からない」という方も多いでしょう。修理の依頼先の候補は3つあります。

• メーカーに依頼する
• キャリアショップに依頼する
• 修理業者に依頼する

依頼先によってサービス内容や修理料金、保証の有無などが異なりますので、状況に合わせて使い分けることが大切です。1つ1つの依頼先について詳しく解説していきます。

メーカーに依頼する

スマホの液晶割れの修理はメーカーに依頼することができます。メーカーとはスマホを製造・販売している業者のことであり、iPhoneならApple社、Androidなら富士通やシャープなどが該当します。

メーカー修理の場合、保証が効く可能性があります。ほとんどのメーカーでは、購入して1年未満のスマホがメーカー側の不備で故障した場合、無料/割引で修理してもらえます。

ただし、1年以上経った場合は保証が切れてしまいます。また、ユーザーの使い方の問題で故障した場合は、保証対象にならないことが多いです。

スマホを落としたり圧力をかけたりして液晶漏れが起きた場合は、保証対象にならないと考えた方が良いでしょう。

また、Apple Storeなどで修理してもらう場合、予約が必要な場合が多いです。予約がなかなか取れない場合、修理までに時間がかかってしまいます。

キャリアショップに依頼する

スマホの液晶漏れは、ドコモ・au・SoftBankなどのショップに依頼することもできます。ただし、キャリアショップはあくまで販売代理店であり、修理を行うわけではありません。キャリアショップに依頼した場合、スマホをメーカーに配送して修理してもらいます。

キャリアショップのメリットは、キャリア独自の保証サービスに加入している場合、無料/割引で修理してもらえる可能性がある点です。保証サービスに加入しているかどうかは、公式サイトのマイページなどから確認できます。

ただし、キャリアショップも店舗によっては混む場合が多いです。また、その場で修理するわけではないため、修理完了までに時間がかかってしまいます。

修理業者に依頼する

スマホの修理を専門に受け付けている非正規の修理業者に依頼する手もあります。

修理業者のメリットは修理スピードが早く、依頼したその日に修理が完了することも多いです。スマホの液晶漏れは放置していると悪化する可能性があるので、素早く修理することが大切です。そのため、なるべく早く修理してくれる業者を選ぶと良いでしょう。

修理業者のデメリットは、メーカーやキャリアの保証サービスは受けられないことです。ただ、液晶漏れの場合、保証が効くことの方が少ないと予想されるため、これはそこまでデメリットとは言えません。

スマホを修理に出す前にやっておくべきこと

最後に、スマホを修理に出すまでの間にやっておきたいことを紹介します。修理を申し込んだら、次の2つを行いましょう。

• バックアップを取る
• 画面を保護する

1つ1つのやっておくべきことについて詳しく解説していきます。

バックアップを取る

液晶漏れに限らず、スマホに何らかの不具合が起こった際はひとまずデータのバックアップを取ることをおすすめします。不具合が起きたスマホは、突然壊れて電源が付かなくなる可能性もゼロではありません。電源が付かなくなると、データの復旧が難しくなります。

バックアップを取っておけば、万が一スマホが壊れても、バックアップ先からデータを新しいスマホにコピーすることができます。

バックアップを手軽に取るなら、クラウドストレージを使う方法がおすすめです。特にiPhoneはiCloudに簡単にバックアップを取れるようになっています。Androidの場合は、Google DriveやOneDriveなどにデータを移動させておくようにしましょう。

画面を保護する

液晶割れや画面割れが起きた場合、ひとまずの応急処置として画面割れが広がらないよう、画面全体にサランラップを巻いたりすることで、中にゴミや水が入ることを防ぎやすくなりますし、画面のヒビ割れで怪我をすることもなくなります。

最近では、画面割れ専用フィルムなどが販売されているケースもあります。一時的に画面の破片が飛び散らないようフィルムで保護するのも良いでしょう。専用フィルムが手に入らない場合は、伸縮性のある樹脂性のフィルムでも一時的な破片の飛び散りなどはカバーできます。

ただし、使えているからとそのまま放置しておくのはおすすめできません。画面を保護したからといって液晶漏れが画面全体に広がっていくことを防ぐことはできません。画面を保護するのはあくまで応急処置ですので、速やかに修理に出しましょう。

まとめ

本記事ではスマホの液晶割れが起きた場合の対処方法について解説しました。液晶割れはなぜ放置してはいけないのかや、スマホ修理の依頼先はどこが良いか、などがお分かりいただけたかと思います。

スマホの液晶割れを放置していると、スマホが完全に使えなくなる可能性もあります。液晶割れが起きたら、早めに修理業者に修理に出すのがおすすめです。

修理に出すまでの間は、スマホのラップ等で画面を保護することで、被害の拡大を多少は防ぐことができます。ただ、完全に防げるわけではないので、なるべく早くスマホ修理を依頼しましょう。スマホの修理業者の場合、修理スピードが早いため、被害が拡大する前に修理することができておすすめです。