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【リンゴループ】そのアップデートちょっと待って! iPhone7・iPhone8をアップデートする前に気を付けるべきこと | スマホスピタル
みなさんはiPhoneのOSのアップデートをこまめに行う派でしょうか?
それとも、「別に不便はないし慌ててアップデートしなくていいや」派でしょうか?
iPhoneのアップデートは、行う行わないはユーザーで決めることができます。iOSのバージョンを古いまま使っていても、ネットや通話など最低限のことは問題なく行えますしね!
しかし、ゲームやSNSなどのアプリはiOSのバージョンが古すぎると動作できないことがあります。そんなときはOSアップデートをかければよいのですが…
iPhone7やiPhone8をアップデートするとき、実は注意しなければならないリスクがあるのです。
リンゴループにご注意!
iPhone7や8を最新のiOS13以降へアップデートしようとすると、途中でデータが破損して「リンゴループ」と呼ばれる状態に陥ることがあります。
リンゴループとは、電源を入れても画面にリンゴマークが表示された状態から一向に進まず、勝手に電源OFF→また電源ONを延々と繰り返す症状です。
強制再起動しても改善できないことが多く、一度この状態になったら、iPhoneをリカバリーモードにしてPCと接続し、復旧作業を行わなければなりません。
復旧作業も100%成功するわけではないので最悪データを全て諦めなければならないこともありますが、なぜ、どのようにして起こるのか原因ははっきりしておらず、普段からこまめにバックアップを取って対策するしかないのが現状です。
なぜリンゴループが起こるのか?
リンゴループが起こりやすくなる条件はいくつかあり
1.本体のデータ容量が少ない(数GB程度しかない)
2.Wi-Fiの電波が弱い
3.アップデート前のiOSバージョンが古すぎる(iOS10前後)
4.アップデート中に電池切れを起こした
などが代表的です。
アップデート作業をしていないのに唐突にリンゴループが起こることもあり、その場合はバッテリーの劣化か基板(ロジックボード)の破損が疑われます。
バッテリーの劣化であれば交換すれば改善できます(100%ではありません!)が、基板が原因の場合は復旧できないことが多いですね…
リンゴループの対策は?
iOS13へのアップデートが始まってから、特にiPhone7とiPhone8でリンゴループの相談が増えています。データそのままで復旧できた例もなくはないですが、初期化するしか手段がないことが多いです。
最悪のケースだと、「文鎮化」と言って、初期化しても全く起動してくれず全くの使用不能状態に陥ることも…
Appleからも有効な対策は全く示されておらず、アップデート前にバックアップを取っておくくらいしか手段がないのが現状。
iPhone7や8を使っている方は、システムアップデートをする前にバックアップを必ず取っておきましょう!
なお、リンゴループになったらパソコンに繋いでiTunes経由で作業をしないと復旧することができません。パソコンを持っていない方は修理店やAppleショップ、キャリアショップに依頼すれば初期化などの作業をしてくれます。
リンゴループの修復を自力で行う方法
パソコンを持っている方なら、iPhoneとPCをライトニングケーブル(充電ケーブル)でつなぎ、iPhoneを「リカバリーモード」にすることで修復や初期化することができます。
1.iPhoneをリカバリーモードにする
iPhoneをPCに繋いだ状態でiTunesを起動し、特定の操作をすることでリカバリーモードに移行します。
リカバリーモードへの操作は機種によって違いますので、以下に記載します。
・iPhone6s+以前の機種なら「ホームボタンとスリープボタンを長押し」
・iPhone7~8+なら「ボリュームボタンーとスリープボタン長押し」
・iPhone X以降なら「ボリュームボタン+を一回押し、ボリュームボタンーを一回押し、そのあとスリープボタン長押し」
成功すれば、画面にパソコンとライトニングケーブルのイラストが表示されているはずです。(iOS13以降の場合)
iOS13より古いバージョンの場合はマークが違い、iTunesのマークが表示されます。
2.iTunesの指示に従う
iTunesの画面を見ると、ウインドウに「アップデート」と「復元」の2つの選択肢が表示されます。
「アップデート」は失敗したiOSのアップデートをもう一度やり直す作業で、うまくいけば内部のデータもそのままでiPhoneを復旧させることができます。
「復元」はiPhoneを工場出荷状態まで戻す作業で、内部のデータが全て消去されます。(アップデートも行うので、iOSのバージョンは最新になります)
リカバリーモードからのアップデートがうまくいけばデータは失われずにすみますが、これの成功確率は良くて半々といったところ。
何度やり直してもアップデートがうまくいかない場合は、初期化するしかiPhoneを動かせるようにする手段がありません。
バックアップさえ取っていれば初期化しても失うものは少ないので、とにかくこまめなバックアップを普段から習慣付けましょう!
なお、復元しても起動できないiPhoneもまれに存在します。いわゆる「文鎮化」ですが、こうなるとスマホスピタルではもはや手の施しようがありません。
パーツ交換修理で直ったiPhoneも、ある日突然リンゴループになって死んでしまう可能性はあります。なので修理後にはいつもこまめなバックアップをお客様に促させていただいております。
パソコンが自宅にない、やり方が全く分からないという方のために、スマホスピタルでリカバリーモードからのアップデートや復元を代行することもできます。
店舗は年中無休ですので、お気軽にお問い合わせくださいね!
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