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「AppleCare+って何?」いまさら人に聞けないAppleの保証についてのまとめ! | スマホスピタル
※2021年10月 記事更新しました
iPhoneを使っている方はAppleCare(アップルケア)という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
しかし、店員さんに言われるがままスマホの購入や機種変更の手続きをお任せしていたりして、実際は詳しい内容を知らないという方が多かったりします。
iPhoneを使っていく上ではAppleCareについて知っておいた方が絶対に良いと思いますので、こちらのページをお読みいただいて是非この機会に知って頂けたらと思います!
目次
- 1.iPhoneの保証について
- 2.AppleCareとは?
- 3.iPhoneのAppleCare+実は1種類じゃない!?
- 4.AppleCare+ に入るのにかかる費用は?
- 5.AppleCare+に加入している場合のApple公式修理の料金は・・・
- 6.AppleCare+に加入するにはどうしたらいい?
- 7.後から自分でAppleCare+に加入する場合に必要な作業
- 8.”保証の盲点”保証に入っているからといっても安心出来ない
iPhoneの保証について
なんとなく知っていたりイメージはあるかと思いますが、iPhoneは新品で購入したときに自動的に1年間の製品保証と90日間のテクニカルサポートが付与されるようになっています。
携帯ショップや家電量販店、Appleの公式ホームページなどのどこのお店で購入したとしても関係なく、新品のiPhoneは保証が1年間付くようになっています。(中古品の場合は保証期間は要確認)
この保証は製造元であるAppleがiPhoneの品質を保証するために行っているメーカー独自の保証ですので、ざっくり言うと不良品かも知れないiPhoneは”言ってくれたら別の物と取り替えますよ”というものになります。
これがいわゆる通常のiPhoneの保証です。
この通常の保証とは別に、有料で費用を支払う事で加入できるiPhoneの保証もあります。
この有料の保証がAppleCareと呼ばれている保証になります。
また、Appleが用意している保証の他にも、携帯キャリアの保証や販売店独自の保証(家電量販店など)も存在するため、ごちゃごちゃとしていてわかりにくくなっている印象がありますが、AppleCareというとAppleと契約している保証という事を覚えておいて下さい!
AppleCareとは?
iPhoneは通常でも1年間の製品保証が付くという事をご説明しましたが、ユーザーはiPhoneの購入直後にさらに追加費用を支払って保証をアップグレードすることが出来まして、アップグレードした保証のことを「AppleCare+」と言います。
AppleCareとよく言われたりしていますが、正確にはAppleCare+(アップルケアプラス)というのが保証の正しい名称です。
AppleCare+では修理やテクニカルサポートの保証期間が購入してから2年間に延長されたり、iPhoneの修理にかかる費用が通常よりも安い特別料金で受けられたり、保証の範囲が広がるなどの様々なサービスの優遇を受ける事が出来ます。
AppleCare+ for iPadやAppleCare+ for MacなどAppleの製品ごとに専用のAppleCare保証が用意してあってその内容はそれぞれ少しづつ異なりますが、今回はiPhone用のAppleCare+にだけ絞って内容をお伝えしていきます。
iPhoneのAppleCare+実は1種類じゃない!?
製品ごとにAppleCare+があるという事はお伝えしましたが、 iPhoneのAppleCare+に絞っても実は1種類だけではありません。
AppleCare+には保証プランが2種類あり、単純な「AppleCare+(for iPhone)」の他に「AppleCare+盗難・紛失プラン」というものがあります。
盗難や紛失の場合は通常のAppleCare+では保証範囲外なのですが、後者のプランでは盗難被害にあった場合や紛失してしまった場合に特別価格で交換機を提供してもらえるというもので、保証が手厚くなるので盗難・紛失プランに加入する費用の方が少しだけ高くなります。
日本ではあまり聞かない話ですが、海外ではバッグが盗難されたり携帯電話の中でもiPhoneは高級品としてスリや強盗に狙われやすいという事を聞きますので、海外によく行かれる方は地域によっては保証に加入されている方が安心かもしれませんね。
どちらの保証も保証期間は加入から24カ月(2年間)となっていて、25カ月目のタイミングで更新手続きを行う事により、以降1カ月ごとにAppleCare+を自動延長することも可能です。
AppleCare+ に入るのにかかる費用は?
費用は機種やプランにより変わります。
時期によって料金の改定もあるので以下の料金は参考としてご覧いただければと思います。
2021年3月現在のAppleCare+料金(一括/月払い、すべて税込)
機種 | AppleCare+ for iPhoneの金額 | AppleCare+ 盗難・紛失プランの金額 |
---|---|---|
iPhone 12/12 mini | 18,480円/770円×24回 | 20,680円/861円×24回 ※1 |
iPhone 12 Pro/Pro Max | 25,080円/1,045円×24回 | 27,280円/1,036円×24回 ※2 |
iPhoneSE2 | 9,680円/403円×24回 ※3 | 11,880円/495円×24回 |
iPhone11/XR | 18,480円/770円×24回 | 20,680円/861円×24回 ※1 |
iPhoneの端末価格が高いほどAppleCare+の価格も高くなる傾向があります。
2年間のうちに一度も故障が起きなければ保証費用は無駄になってしまうかもしれませんが、絶対に壊す自信があるという方は入っていた方が修理にかかる費用を抑える事が出来るので安心ですね!
※追記
2021年10月のAppleCare+料金(税込表記)
機種 | AppleCare+ for iPhone | AppleCare+盗難・紛失プラン |
---|---|---|
iPhoneSE2 | 480円/月または9680円 | 600円/月または11880円 |
iPhone11 | 950円/月または18800円 | 1050円/月または20800円 |
iPhone12/12mini | 950円/月または18800円 | 1050円/月または20800円 |
iPhone13/13mini | 950円/月または18800円 | 1050円/月または20800円 |
iPhone13Pro/ProMax | 1250円/月または24800円 | 1350円/月または26800円 |
iPhone13シリーズ発売に伴ってAppleCare+の料金が改定されました。
昨年の12Pro系と比べて13Pro系のAppleCare+料金は値下がりしたようです。
他の13系や12系などのAppleCare+料金はわずかに値上がりしています。
AppleCare+に加入している場合のApple公式修理の料金は・・・
AppleCare+に加入している場合でも修理のサービスを受けるには別途費用が掛かる場合があります。
画面のみの修理 3700円(税込)
画面損傷以外のその他の修理(本体交換) 12900円(税込)
自然故障(本体交換) 無料
盗難や紛失(本体交換) 12900円(税込) ※盗難・紛失プランのみ
過失や事故などによる損傷は無料交換の対象にはならず、上記料金での修理となりますが通常よりも安く上記の特別料金(2021年3月時点の料金)にて修理対応してもらえます。※こちらのサービス料金もこれまで何度か料金改定が行われていて、時期によっては改定される場合があります。
ユーザーに過失がないような自然故障については保証期間内は無償交換の対象になる可能性がありますので、実際Appleに行ってみたら料金がかからなかったという話も聞いたことがあります。
また、盗難や紛失に関しては「iPhoneを探す」という機能がONになっていることが利用条件となっています。これは不正な申請を防ぐためのルールとして設けてあるようですが、デフォルトの設定ではこの機能はONになっていますので特に設定を変更していなければ問題無いでしょう。
画面のみの修理を希望する場合でも、本体フレームに変形・損傷などがある場合や他の機能に故障がある場合は適用されない可能性があります。この場合、本体交換の費用が掛かります。
AppleCare+などの保証に未加入の場合の通常の修理ではこれらのサービス料金が3倍以上になったりするので、保証の有無の確認はとても大事になりますね!
AppleCare+に入っていない場合の料金はAppleのHPからご確認いただけます。
AppleCare+に加入するにはどうしたらいい?
通常、AppleCare+に加入するタイミングはiPhoneを新規購入・機種変更した時に行います。
AppleストアでiPhoneを購入した際には店員さんからAppleCare+の保証に入るかどうか聞かれると思いますのでその際に一緒に申し込むとわかりやすいでしょう。
docomoやau・SoftbankでiPhoneを購入した場合にもAppleCare+に加入申請する事が出来るのですが、各携帯キャリアではAppleとは別で用意している携帯会社の保証オプションがあり、こちらへの加入をおススメされるかもしれません。
AppleのAppleCare+に加入するのがいいか、それとも携帯会社の保証オプションに加入するのが良いのかというのは加入する期間やAppleストアへの行きやすさなどを考慮して考える必要があるので、よく吟味して決めたいところですね。
iPhoneの購入時に加入しなかったとしてもAppleCare+は購入から30日以内であれば後からiPhoneの設定アプリから操作して加入を申し込むこともできます。
携帯会社の保証は後から加入できない縛りがあったりするのでご注意ください。
後から自分でAppleCare+に加入する場合に必要な作業
30日以内であればiPhoneから保証を申し込むことが出来ますのでそのやり方をご紹介します!
① iPhoneの設定を開き、「一般」→「情報」と選択して画面を進みます。
② 「AppleCare+保証が利用可能です」という箇所をタップして次の画面に進みます。
③ 「AppleCare+ for iPhone」か「AppleCare+盗難紛失プラン」のどちらのプランを利用するか選択画面になるのでご希望のプランを選びます。
④ AppleCare+の購入になるので利用規約の同意や住所・氏名・支払い方法などの必要事項を入力し購入を完了します。
後からAppleCare+に加入する操作方法は以上で完了です!
保証期間が24カ月へと延長されますが、保証期間の切れる25カ月目になると保証期間を延長することも出来ます。
更新する場合も操作方法は同様で、iPhoneの設定から「一般」→「情報」→「AppleCare+保証が利用可能です」をタップして画面の案内に従って進むことで手続する事が出来ます!
ただし注意する点としては、25カ月目を過ぎてしまうと更新の申し込みが出来なくなってしまいますのでお気を付けください。
”保証の盲点”保証に入っているからといっても安心出来ない理由
AppleCareについてよく知らなかったという方もこちらの記事を読んで知って頂けたでしょうか?
多くの方はAppleCareや携帯会社の保証といったいずれかの保証に入られているかと思いますが、故障が起きてから実際にそのサービスを利用しようと思った時に端末が初期化になってしまって元々のデータの引継ぎが出来ないといったお悩みの声もお聞きしています。
例えば画面操作が出来なくなってしまったり、何も表示されなくなってしまった、電源の入らない状態になってしまったという時にはその状態ではデータの取り出しや移動が出来ないので本体交換や修理をしてもデータが消えてしまうという無視できない問題があります。
この問題は事前にパソコン上でバックアップをしている方やiCloudでバックアップを取っている方であればそのデータを戻して使う事である程度戻すことが出来るのですが、ほとんどの方は定期的にバックアップが出来ておらず、機種変更をした当時のデータしか無いとかバックアップデータが一切無いという事で、困った状況に陥ってしまいます...
Appleでも携帯会社でも壊れた機種からのデータ移動はして貰えないのでこのような問題が起こるのです。
保証に入っていて修理の費用を抑える事が出来る、新しい端末に変える事が出来るといっても引き換えに大事なデータを失ってしまうとなると躊躇してしまうと思います。
私自身も記念に撮影していた写真のデータがバックアップ出来ておらず端末交換の際に諦めなければならないとなった時、とても悲しい思いをしました。
こうした問題を回避するためには、最低でも1カ月に一回程度は定期的にバックアップを行う事が必要になってきます。
それでもバックアップが出来ない環境の方もいますし、バックアップを定期的にしていても直近のデータで大事な写真などがあるという事もありますので対策は完璧ではありません。
そういった場合に助けになる別の解決策としては、修理を専門に行っている業者に修理依頼をする事でデータを消さずに済む方法があります。
修理業者ではデータを消去せずに対応を進めていくので、急にiPhoneが壊れてしまってバックアップのデータが無いという場合でもデータを残したまま修理してデータを復活させる事が出来ます。
当店で行っている修理もデータを残した状態で修理を進めていきますので、急な故障によりお困りの方はご相談頂ければ対応させて頂きます。
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