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水没時の基盤腐食 | スマホスピタル

水没時の基盤腐食

みなさん、スマートフォンを水に落としてしまったり

お風呂や湿度の高い場所で使ったりしていませんでしょうか!?

または雨の中使っていて水没をしてしまったことはありますでしょうか。

水没のケースはそのときの状況次第で様々ですが

水没してしまった端末は復旧する確立はそのときの状況と対応次第で復旧率は格段に変わります。

しかし、必ずしも直る前提で話をすることはできません。

それは機械であることと、水没後どの程度時間が経っているか、どういう対処をしたか、後は運が多少関わってきます。

基本はスマートフォン内部に水が入ってしまって、基盤や、パーツの端子部部に水が触れてしまい、水がかかっている基盤上にバッテリーから電流が流れてショートしてしまったり、腐食してしまうことでスマートフォンが使用できなくなります。

または、何らかの異常動作がおきます。

例えば、カメラのパーツにおいて水没をしてしまいカメラのコネクター部分に水がかかってしまい腐食している場合は

カメラが一切起動できない状態になったりします。

このような症状になったと起動すれば良いのか解説していきましょう。

 

水没の影響による端子の腐食

以下が実際に腐食を起こしてしまったiPhoneのカメラのパーツです。

カメラのコネクター部分は金色の端子がありますが、この部分が黒くなってしまっている部分が腐食を起こしていて

使用できなくなっています。

この影響は水没してしまったことで起きる症状です。コネクター部分の金色の部分は端子なのでここが接点になっており、接点部分が腐食してしまっていると、接触が悪く運がいいと反応するときもありますが、大半が水没の影響で腐食した端子は使えなくなります。

また、これはほうっておくとパーツ側だけでなく基盤側の端子部分にも損傷や腐食の影響を与える可能性が高まります。

よくあるケースが

水没してそのまま電源をつけていても使えているのでそのまま使い続けることです。

よくお客様で、水没はしたが電源も入るしどこにも異常がないということで問い合わせをいただきますが

よく考えると一度水没した端末が使えているのはかなり危険な状況下の中で動いているということになります。

いつ電源が落ちたり、他のパーツ部分が使えなくなったりするかわかりません。

最悪の場合、先ほど説明したように基盤側にも腐食の影響が起きてきている場合はデータ関係が全て削除されてしまう可能性もあります。

しかし、この水没してしまった場合は「使えていても」「使えなくても」どっちにしてもまずは早急に修理に入りましょう。

水没した状態が長く続くということはその分本体にもダメージがあるということです。

それを良く考えずに水没しても「使えているから大丈夫」という理由で使い続けるのは危険です。

端子がいつショートしてしまってもおかしくない状態です。

まだ軽度なうちが一番修理で復旧する可能性が高いのです。

本来だったら、パーツの交換と基盤の洗浄作業で直る軽度な状態だったのに

本体を放置しすぎたのが影響で基盤の修理になってしまい、高額修理が必要になったり

放置しすぎたが故に時間とお金、最悪はデータを失うことがあります!

病気も、故障も放置していいことは何もないのです!

▲ 実際に水没をして影響を受けたカメラのパーツ ▲

少しわかりにくいですが、カメラを取り外してコネクターの端子の接触部分を見てみると

右側の上の方の端子の足が黒く変色しています。

これを腐食している状態といいます。

長時間水がこのスマートフォン内部に入り込んで腐食を起こしているようでした。

恐らくこの状態だと洗浄をしても直らないでしょう。

新しいカメラのパーツを交換する必要があります。

  • 水没反応のあったiPhone内部です。

    水没した跡があると、内部にバッテリー部分や「TAPTIC ENGINE」と書いてあるのがバイブレーションですが水に濡れた跡があるのがわかります。分解をすると多少リスクはありますが、こういったどういう部分が水没しているのかや、どの部分が腐食しているのかといった細かい部分が見えてきます。さらに、どこから水が浸入したかもわかります。

  • 水没したiPhoneの基盤側の全体画像

    こちらは別の端末のモデルのiPhoneですが、同じく水没反応があった端末です。こちらは上から水が浸入したようです。画像でわかるのが、上のほうに赤い色の小さなシールのようなものがあります。これは「水没反応シール」といって水が入った端末にシールが触れることで白色→赤色に変色し、本体の内部に水が入ったことをお知らせしてくれるシールです。

  •  

    こちらも同じ端末ですが、上の液晶画面部分も一緒に移した画像になります。この水没反応の赤シールは分解したときにしかわかりませんが特に基盤部分にこのシールが取り付けられれていることが多いので多くの場合はこのシールが赤色に反応した場合は重症な水没をしてしまった端末ということがわかります。また、上の液晶画面の部分を注目してほしいのですが、銀色のプレートの部分に水が乾燥したような跡があります。これはさびの原因にもなりますし、液晶が面の内部に水が入り込んでいる可能性が高いです。

 このように、水没にもいろんな状態のものがあります。

水没と一言でいっても「軽度」と「重度」の水没があります。それは上の画像で説明したとおり

水の入る場所や「水没反応シール」の反応次第、または水の入った量によっては十度になる可能性があります。

稀に、「軽度」な電源の入る水没したお客様もいますが、これは上で説召したとおり放置したりそのまま使うことは大変危険です。

最悪の場合は全て使えなくなり、データも取り出せなくなったりデータそのものが削除される可能性が高いです。

このように素人判断で、特に水没は大丈夫だと思わないことです。修理の項目の中で一番水没は厄介なのです。

もちろんパーツ交換じゃ直らない基盤修理も厄介ですが、水没の場合は機械が苦手とする水ですので故障して直らないパターンの方が多いです。

基盤修理はちゃんと受け側の端子部分や損傷した箇所を精密に直せば復旧する確率はかなり高いです。

なので、まずは水没したときこそ落ち着いて電源を入れずに修理店に相談、もしくは早い段階で修理に移れるようであれば

当日にでも修理を進めましょう。

修理に入らない間にも刻一刻と基盤や端子部分の腐食が始まってしまうでしょう。

水没してしまった時は特に気をつけておきたいのが

「操作をしないこと」 「電源をいれないこと」 です!!!

これだけは冷静に考えてすぐに電源を入れたりせずにそのままにしておきましょう。

水に浸かってしまい、焦って電源ボタンを入れたり、iPhoneであればホームボタンを操作したりなど絶対にしないで下さい。

ホームボタン、スリープボタン(電源を入れる際に押す再度のボタン)、ボリュームボタン、とにかく物理的についているボタンは絶対に押さないで下さい。

どれか触った場合は高確率でショートします。これはなぜかというと、スマートフォンは何らかの操作をすることで電流が内部に流れます。

水が入り込んだ端末に電流を走らせると・・・考えただけでわかりますね。

つまり、水の中に含まれている「ミネラル成分」が機械の端子部分などに付着して電流が流れてショートし、故障するのです。

とにかくまずは焦らないことです!

冷静にまずは当店に電話をしましょう!

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