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バッテリー劣化が早まる? ワイヤレス充電をするときに注意するポイントを紹介 | スマホスピタル
ケーブルを挿さなくてもバッテリーを充電できるワイヤレス充電は、煩わしいケーブルから解放され、充電口破損のリスクもなくなる為様々な機種に搭載されています。
しかし、導入されたばかりの新しい技術には思わぬ不具合やトラブルも起こりがち。
ここ最近話題になっているのが、買って1年足らずのスマホがワイヤレス充電の影響でバッテリーの劣化が早まった!というトラブルです。
件数としてはさほど多くはないようですが、ワイヤレス充電の使い方を誤るとバッテリーに負荷がかかり、予想よりも早く劣化してしまうようです。
今回は、スマホのワイヤレス充電を行う際に注意するポイントや、バッテリーの劣化が起こりにくいワイヤレス充電の選び方も紹介します。
位置ずれによる発熱でバッテリーが劣化する
スマホのワイヤレス充電は、充電器側のコイルで磁力に変換された電力をスマホ側のコイルで受信し、電気に戻してから充電するというメカニズムになっています。
ワイヤレス充電は有線充電と比べると電力のロスが大きいため、ワイヤレス充電器にスマホを置く際は正しい位置に置かねばなりません。
そうしないと、ロスによって送り切れなかった電力が熱として放出されます。スマホに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは熱に弱いため、高温の状態が長時間続くと劣化が早まってしまいます。
そのため、
・スマホのコイルと充電器のコイルの中心同士が、ピッタリ重なるように置く
・分厚いケースやカバーはつけない
・ワイヤレス充電器の上に長時間放置しない
という点に注意して使うようにしましょう。
ワイヤレス充電の際に位置ずれが起きないようにするには
ポイント:スマホと充電器のコイルの位置をしっかり合わせる
ワイヤレス充電対応のスマホは、本体背面の中央にコイルを内蔵しています。
充電する際は、充電器のコイルの中心と、スマホ本体のコイルの中心が大きくずれないように置きましょう。
ちなみに、充電器やスマホの形状によっては、スマホと充電器の間に隙間が空いてしまうことがあります。
iPhone12のようにカメラレンズが飛び出している形状のスマホで起きやすいので、スマホの出っ張りと充電器が干渉しないか購入前にしっかり確かめるようにしましょう。
iPhone12シリーズを使っている人はMagSafe対応ワイヤレス充電器がおすすめ
iPhone12シリーズはMagSafeという規格が採用されており、本体内部にマグネットが仕込まれている為、MagSafe対応のワイヤレス充電器をずれないようにしっかり固定することができます。
iPhone12シリーズをお使いの方は、MagSafe対応のワイヤレス充電器を使うと位置ずれが起きにくくなるのでおすすめです。
MagSafe対応の充電器は、Appleの公式ショップや家電量販店で純正品が最も信頼性が高くおすすめです。
ワイヤレス充電器は便利ですが、通常の充電と同じく使い方を誤るとスマホにダメージを与えてしまいます。充電器やスマホのマニュアルも併せて確認しつつ注意して使いましょう!
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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