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スマホから変な音(ピロリン・ジー・ザー等)がする時の原因と対処法 | スマホスピタル

iPhoneやAndroidといったスマホから聞き馴染みのない変な音が鳴り、不安になっていませんか?

変な音と一口に言っても、「ピロリン・ピコン」といった明らかな人工の電子音、「ジー・ザー・ブー・パチパチ」といった電気的な異音、「カチカチ・カラカラ」といった物理的に何かが転がっているような音など、状況は様々です。

本記事では「スマホから変な音がする場合」の原因と対処法をわかりやすく解説します。また故障が原因の場合に関しては修理依頼先も紹介しますので、本記事を通じてスマホの異音トラブルを解消していきましょう。

スマホから変な音がする原因

ここでは異音の種類・状況ごとに、考えられる原因を解説していきます。

  • 「ピロリン」「ピコン」等の場合
  • 「ザーザー」「シャリシャリ」等の場合
  • 「カチカチ」「カラカラ」等の場合
  • 「ジー」「ブーン」等の場合
  • 「キーン」「ピー」等の場合
  • 「シュー」等の場合
  • 「パチパチ」等の場合
  • イヤホン使用中のみ異音がする場合
  • フィッシングサイトにアクセスした場合
  • ウイルス感染の場合

「ピロリン」「ピコン」等の場合

「ピロリン」「ピコン」等の電子音の場合、アプリやOS独自の通知音である可能性があります。

アプリであれば「おサイフケータイ」や「Suica」、「PASMO」などが同様の通知音を発します。OSについては、バージョンアップを期に通知音が刷新されることがあり、実際にiPhoneはiOS17でデフォルトの通知音が変更され、一部のユーザーからは不満の声が上がっていました。

参考:iOS 17.1.1 にバージョンアップしたら通知音が変わり変更もできない – Appleコミュニティ

「ザーザー」「シャリシャリ」等の場合

「ザーザー」「シャリシャリ」といったノイズや音割れがする場合は、スピーカーの故障が疑われます。

スピーカーは適切に空気を振動させることで音を発しますが、落下や衝撃でスピーカーが損傷したり、水濡れで空気の流れを妨げたりすると、異音を発するようになります

特に、以前よりも音量が極端に下がっている場合や、常にこもった音がする場合にはスピーカーが故障している可能性が高いと言えます。

「カチカチ」「カラカラ」等の場合

「カチカチ」「カラカラ」といったスマホ内で何かが転がっているような音がする場合、パーツを固定しているネジや、パーツそのものが脱落している恐れがあります。

原因としては経年劣化が一般的ですが、強い衝撃などでもパーツが脱落・破損することがあるため、思い当たる節がある場合は修理が必要になる可能性があります。

なお、本体を振った際に必ずカチャカチャ鳴る場合は、この可能性が非常に高いと言えます。

「ジー」「ブーン」等の場合

「ジー」「ブーン」といった音が聞こえる場合、使用中の充電器に問題がある可能性があります。

特に経年劣化したケーブルや非純正の電源アダプターは、電圧が不安定で過剰な発熱を引き起こすケースがあります。こういったものはスマホの内部回路に負荷が掛かるため、場合によっては異音を発することもあります。

「キーン」「ピー」等の場合

「キーン」「ピー」といった高音が持続的に鳴る場合、本体や充電器のコイル鳴きが疑われます。

スマホや充電器には、電源回路を安定させるためのパーツが組み込まれており、これらが高周波で振動することを「コイル鳴き」と呼びます。特に急速充電対応の機種や高出力の電源アダプターで、この現象が起こりやすいと言われています。

耳障りな高音のため不快に感じるかもしれませんが、動作に大きな影響がない場合がほとんどです。ただし、音が明らかに大きくなったり不規則に鳴ったりする場合には故障も疑われます。

「シュー」等の場合

「シュー」「シュシュシュ」等の音がする場合、スマホの気圧調整機能の音である可能性があります。

iPhoneの場合ですが、左側のスピーカー穴は実はスピーカーではなく「気圧調整口」です。センサーが気圧変化や温度変化を自動的に察知し、必要に応じて空気の出し入れを行います。この際に「シュ」と聞こえることがあります。

密閉率の高いスマホならではの機能であり、たまに鳴る程度であれば特に問題ありません。ただし、頻繁に鳴るような場合は故障の可能性も疑われます

「パチパチ」等の場合

「パチパチ」「プチプチ」といった音が聞こえる場合、スマホが危険な状態にある可能性があります。

いずれも電気回路がショートした時に起きる火花の音である可能性があり、特に基板がショートして破損すると復旧は非常に困難(データも損失)です。またバッテリー関連のショートであれば、火災といった二次被害に発展する恐れもあります。

このような異音がする場合は直ちにスマホの電源を切り、早急に修理店に点検を依頼してください。

イヤホン使用中のみ異音がする場合

言うまでもありませんが、イヤホン使用中のみ異音がする場合、イヤホン関連の不具合が疑われます。

具体的には、「ブツ」と音が途切れるような場合はケーブルの断線、イヤホンジャックの接触不良、Bluetoothの電波干渉などが挙げられます。

こういったケースでは、まず問題のイヤホンを別の機器に接続し、イヤホン自体に問題があるのか確認してみましょう。問題が無いのであれば、スマホ側のイヤホンジャックの汚れ、あるいは故障している可能性が考えられます。

フィッシングサイトにアクセスした場合

詐欺を目的としたフィッシングサイトにアクセスした際、ユーザーを不安にさせるための演出として警告音を鳴らすことがあります。

意図せずフィッシングサイトにアクセスしてしまうこともあり、YouTubeに表示されるフィッシング詐欺広告などがその代表例です。具体的には「あなたのスマホはウイルスに感染しています」等の文言を表示し、フィッシングサイトに誘導しようとするのが定石です。

なお、YouTube側も対策しているものの、100%防止はできていないのが現状です。ただし、仮にこういったサイトにアクセスしてしまっても、個人情報等を入力しない限り基本的には問題ありません。

ウイルス感染の場合

こちらは稀なケースですが、ウイルス感染によって見知らぬ音が鳴ることもゼロではありません。具体的には下記のようなウイルスが代表的です。

ウイルス名 ウイルス感染による挙動
xHelper ・不正アプリが自動的にインストールされる
・不審な通知音や警告音を鳴らし、ユーザーを惑わす事例も一部報告されている
Joker ・勝手にプレミアムSMSに登録し、高額な料金を請求する
・広告の自動再生により、不意に音声や通知が鳴るケースも報告されている
HummingBad / Hummer ・不正アプリの自動インストールや広告の強制表示
・不審な音声ファイルの再生、通知のループなども一部報告されている
FluBot ・不正アプリをインストールさせ、個人情報を盗み取る
・端末の画面をロックする際に警告音を発する事例も一部報告されている

※参考:Symantec Official Blog,Checkpoint Research Blog,Trend Micro,IPA,JPCERT/CC,Europol

「変な音がする」という観点では、警告音を鳴らすことで使用者を不安にさせ、金銭等をだまし取る傾向にあります。

なお、ウイルスの感染経路は様々考えられます。よくあるのは「非公式アプリのインストール」「不審なメールやSMSのURL/添付ファイル」「フリーWi-Fiの利用」等々が挙げられます。

スマホから変な音がする時の対処法

スマホから変な音がする時の対処法は、次のとおりです

  • 本体を再起動する
  • 通知設定を確認・変更する
  • OS・アプリをアップデートする
  • スピーカーの故障や汚れを確認する
  • 充電ケーブル・アダプターを変更する
  • ウイルス対策アプリをインストールする
  • イコライザー設定を見直す

本体を再起動する

まずは一時的なソフトウェア不具合の可能性も考えられるため、本体を再起動してみましょう。

また再起動によってバックグラウンドで待機状態となっている各アプリも同時に終了することができるため、アプリ独自の着信音も鳴らなくなる可能性があります。

ただし、前述のように「パチパチ」音がする場合は再起動ではなく、電源を切って速やかに修理店に持ち込むようにしてください。

通知設定を確認・変更する

OSやアプリの通知音は、設定で変えられる場合があります。

スマホまたはアプリの設定画面を開き、「通知」の項目をチェックしましょう。通知許可の他に、通知音自体を変更できることもあり、その場合は適宜好みの音に変更することができます。

OS・アプリをアップデートする

OSやアプリをしばらく更新していない場合は、それぞれのアップデートを行いましょう。

アップデートで修正される問題の中には、通知音やサウンド関連のトラブルが含まれるケースもあります。実際、特定バージョンで想定外の動作が発生する例もあり、これらはアップデートで随時改修されています。

スピーカーの汚れや故障を確認する

ソフトウェア関連に問題がない場合、スピーカーの汚れや故障を疑いましょう。

まずスピーカーの穴に埃やゴミが詰まっていないか確認し、汚れがある場合は取り除きましょう。故障の確認方法については、イヤホンを使用するのが簡単です。本体スピーカー使用時のみ異音がするのであれば、スピーカーの交換修理が必要になります。

充電ケーブル・アダプターを変更する

充電中に「ジー」「キーン」「ピー」といった音が鳴る場合、充電ケーブルやアダプターを交換してみましょう。

充電器は経年劣化が必ず起こる消耗品です。外見上は正常でも内部で劣化していたり、断線しかけていることもあるため、新品の充電ケーブルやアダプターに交換して再度症状を確認してみてください。

ただし、安価な互換品は電圧が不安定で最初から異音を発するものもあります。可能であれば純正の充電器を使用しましょう。なお、充電器を交換しても症状が続くようであれば、本体の故障が疑われます。

ウイルス対策アプリをインストールする

前述のとおり、聞き馴染みのない警告音が頻繁に鳴ったり、広告が強制表示されるような場合は、ウイルス対策アプリをインストールしましょう。

完全なウイルス除去には、有料版へのアップグレードを求められるケースが多いと思いますが、「どのウイルス対策アプリがいいか分からない」「そもそもウイルスに感染しているかも判断できない」といった方も多いかと思います。そういった相談も、スマホ修理店で対応してもらえます。

イコライザー(EQ)設定を見直す

EQ設定を変更した方に限りますが、場合によってはEQの二重掛け状態となり、音が割れることもあります。

具体的には、本体設定でEQ設定をした上で、さらにイヤホン専用アプリのEQ設定、Spotify等の音楽アプリのEQ設定を行っている場合が該当します。この場合はEQ設定を1つに絞るか、全てのEQをオフにしましょう。

症状が改善しない場合の修理依頼先

いずれの対処法でも依然として変な音がする場合、本体が故障している可能性が高いため、点検・修理を依頼しましょう。修理の依頼先としては、主に下記が候補となります。

カテゴリー 依頼先 特徴/注意点
正規店 メーカー ・有料保証サービスに加入している場合は修理費用が安い
・修理期間は1週間前後になることが多い
・データのバックアップ必須(本体初期化の可能性あり)
正規店 正規サービスプロバイダ ・有料保証サービスに加入している場合は修理費用が安い
・修理期間は最短即日、または1週間前後になることが多い
・データのバックアップ必須(本体初期化の可能性あり)
正規店 キャリア ・有料保証サービスに加入している場合は修理費用が安い
・修理期間は1週間前後になることが多い
・データのバックアップ必須(本体初期化の可能性あり)
非正規店 街の修理店 ・有料保証サービスに未加入でも修理費用が安い(公式保証は使えない)
・修理期間は最短即日~数日であることが多い
・修理店によってパーツの品質が異なるため下調べが重要

なお、「変な音がする」というような故障箇所が不明確な場合、修理先の選定は慎重に行いましょう。

結論から言うと、正規店では修理ではなく「本体交換」になる可能性が高く、事前のバックアップ無しではデータ損失に繋がる恐れがあります。(新しい端末へのデータ移行はサービス対象外)

また本体交換は端末そのものを交換することから、修理費用は最も高額な部類に入ります。各社提供の有料保証サービスに加入の方は、お得に新品端末へ交換できる反面、未加入の方はモデルによって10万円を超える修理費用が発生するケースもあるため注意が必要です。

正規店の修理費用が高すぎて利用できない場合は、街の修理店が候補に挙がります。公式保証は一切使えないものの、そもそもの料金体系が安く、かつ細かい部品交換修理に対応しているため、本体交換のような多額な修理費用が掛かることは基本的にないのがメリットです。

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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