iPhone・スマホお役立ち情報
iPhoneの耐水性能、どのくらいか知っていますか?
2021.03.03 スマホスピタル 新宿南口 iPhone・スマホお役立ち情報
この記事はiPhone・スマホ修理のスマホスピタル新宿南口店が作成した記事です。
スマホスピタル新宿南口店です。
最近のスマートフォンには、大体の機種に「耐水・防水機能」が付いていますよね。
今日は、その防耐水についてお話ししたいと思います。
防水・耐水の違い
言葉だけ見ると、どっちも同じ意味なんじゃないの?
と思ってしまいがちですが、実はこの二つには大きな違いがあるんです。
・防水
水の侵入を「防ぐ」こと。
これは、隙間なく密閉して水が入ってくるのを防ぐ加工の事を言います。
・耐水
水を吸ったり、水の影響で破損などが起こらないようにすること。
水で濡れてしまっても、故障しないように耐えるという意味合いがあります。
iPhoneに備わっている防耐水
では、ここでiPhoneに備わっているのは防水なのか耐水なのか。
結論から言うと、iPhoneは防水ではなく耐水なんです。
防水性能の指標として、IP●〇という表記が使われているのですが
これはIP●(防塵)〇(防水)という、防水防塵性の高さを表すものです。
防塵の最高値は6、防水は8となっています。
なので、「IP68」という表記の製品は最高ランクの防水防塵性能をもっているという事になります。
iPhoneは7~X,XR・SE2がIP67、XS,XSmax以降の機種はIP68を取得しています。
簡単にまとめると、
- IP6x:粉塵が内部に侵入しないこと
- IPx7:水深15cm〜1mに30分間水没しても内部に水が侵入しない
- IPx8:水深15cm〜6mに30分間水没しても内部に水が侵入しない
という事になります。
耐水でも油断はNG
これだけすごい耐水が備わっているなら、海やお風呂で使っても大丈夫なんじゃないの?
と思いますよね。
実はこの基準、環境温度が常温で真水での試験結果を基にしています。
という事は、水蒸気が充満しているお風呂・真水ではない海・塩素が入っているプールでの使用の想定はされていないんです。
一般的に、耐水加工というのは粘着性の高いテープやシリコンなどを用いることが多いのですが
これらは高温や水溶液によって劣化・腐食してしまう可能性があるのです。
加えて、完全防水ではないため湿度の高い場所で継続的に使用したりすると、iPhone内部に溜まった湿気で故障してしまう事があります。
お風呂で使っていたら、急に電源が入らなくなったというのを耳にすることがありますが
上記の事が原因であることがほとんどです。
普段何気なく使用しているスマートフォンですが
高価なうえに、大事なデータがたくさん記録されているものです。
正しい使用法を守って、長く大切に使っていきたいですね。
スマホスピタル新宿南口店では、水没復旧作業も行っております。
思わぬ水没で操作が出来なくなってしまったりしたときは、お気軽にお問合せくださいませ。
iPhone・スマホ修理のスマホスピタル新宿南口店の詳細・アクセス
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2‐8‐5 新宿南口ビル402号室
営業時間 13:00~22:00
電話番号 03-6276-8360
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